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―楽しく読める「動物学」の本―
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熊谷さとし著A5判 1890円(税込)偕成社( この本のページ )
動物の専門書には、難しい言い回しや、さまざまな数値が出てくる。「フィールドこそ正義」と確信していた僕は、よくわからずについ読み飛ばしていた。
分類学や学名もそうだった。そういう学問があるのはわかっていたけれど、そういうことが書いてある本は、専門的すぎて、今一つ興味が持てなかったのだ。(中略)
そんなある日、自分が観察しているムササビが「時速に換算すると何キロで飛んでいるんだろう……?」ということが知りたくなった。
学生時代に数学が大嫌いだった僕だが、ムササビやコウモリの観察をしていれば、滑空比だの、アスペクト比だの翼面加重だのという、航空力学上の計算は避けては通れない、ということを知った。
何も、計算方法や方程式を覚える必要はまったくない。
書いてある数値やグラフが、動物の能力の何を示しているのか?その値が大きくなれば、何が不都合であり、逆に小さくなれば何に有利なのか? それさえわかればいい。(中略)
学名だって、まさか、ラテン語やギリシャ語の勉強なんか自分には一生無縁だと思っていた。
ところが、そのルーツは星の世界やギリシャ神話、薬の成分にまで及び、このおもしろさがわかった途端に、まるで暗号文をいているようで、ますます動物の魅力的な世界に、はまってしまった!
しかしまだまだ専門書や論文の中には、難しい言葉や数値が並べてあって、「だからぁ、どこを理解できれば楽しくなるのぉ?」という本も多い。だったら僕が、難しいけれど動物を知るためには重要なことを、できる限り読み解き、専門書を読むキッカケになる本を書けばいいんだ、と思った。
この本はそういう本だ。不謹慎なほど、限りなく軟らかく書いてある。「自分が、動物の何がわかんなかったのかを見つける本」だと思って欲しい。そして僕の読み解き方が甘いな? と感じたり、自分なりの疑問が浮かんだら、専門書を読んでもらえばいい。
動物の魅力を科学的に証明してくれる、長年の研究成果である、素晴らしい内容の専門書が、いつのまにか書店の棚から消えている……そんなのって、もったいないじゃないか。 「はじめに」より
08.04.21 愛国者の座標軸
08.02.21 発達としての共食
08.01.21 即効即決! 驚異のテレアポ成功術
07.12.21 コピー用紙で折る
07.11.21 なにわ大阪食べものがたり
07.09.21 企業不祥事事典 ――ケーススタディ150―
07.08.21 海を抱いたビー玉 ―〜甦ったボンネットバスと少年たちの物語〜―
07.07.21 少数言語としての手話
07.06.21 「いのち」の話がしたい
07.05.21 幕末下級武士の絵日記
07.04.21 「生死」と仏教―名僧の生涯に学ぶ「生きる意味」―
07.03.21 書物の日米関係
07.02.21 団塊の楽園
07.01.21 竹内好セレクション 全2巻
06.11.21 『怖るべき天才児』
06.09.21 心の荷物をすっとおろす 号泣力
06.08.21 嘘とだましの心理学―戦略的なだましからあたたかい嘘まで―
06.07.21 変化に直面した教師たち
06.05.21 ガイドブック 成年後見制度
06.04.21黄金期歌舞伎名優アルバム
06.03.21動物おもしろ基礎知識
06.02.21辞書の政治学
06.01.21蘇我氏四代
05.12.21聴覚障害者への統合的アプローチ
05.11.21中国古典小説選
05.09.21アキラの地雷博物館とこどもたち
05.08.21母さん僕のために泣かないで
05.06.21夜の記憶
05.05.21古代日本の女性天皇
05.03.21ようこそ、ろうの赤ちゃん
05.02.21航空「2強対決」11選
05.01.21NPOと新しい社会デザイン
04.11.21犯罪科学捜査