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―最後の癒しとしての自伝―
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石田修大著 四六判 1995円(税込み) 白水社(この本のページ )
自伝、自分史。だれもが一度は人生をふりかえり、見つめなおしてみたいと考える。 人間の歴史は、自伝の歴史でもある。古今東西膨大な自伝が書かれ、なかには時間と空間を超えて読者の共感を得たものもあった。幼いころの記憶、恋愛のときめきと煩悶、人生の転機、死……。 本書は、日本経済新聞の人気コラム「私の履歴書」元担当記者が、多くの編集経験をもとに、これから自伝を書こうと思っている人にアドヴァイスを送る、格好の入門書である。 百冊を超える名自伝を紹介しながら、人生の各場面で先人はどう表現してきたか、なぜ書いたのかというヒントを教え、さらに、どうしても書けない人のためには「口述筆記」による自伝の例と方法、刊行の仕方まで言及している。 しかし本当に大切なのは、自伝を書きたいという欲求なのだ。古く神に許しを請う懺悔録の形で書かれて以来の「自伝」とは、たんに名誉欲を満たす道具などではなく、自分自身に対する最後の癒しともいえる欲求であるからだ。
―創造の核心を教える―
保坂和志著 四六判 1470円(税込み) 草思社(この本のページ )
この本は文章読本というものにはあたらないと思う。いわゆる文章の書き方や作法を教えていないからだ。しいて言えば「小説の書き方」である。しかし、小説に書き方なんてあるのか、というところから本書は始まる。いずれにしろマニュアル本ではない。「小説はマニュアル化できない」という一項が入っているくらいだから。正確に言うと「小説はいかにして小説になるか」「小説と非小説とはどう違うか」ということでもある。自身小説の書き方で悩み、意識化し、考えつくしてきた小説の方法論をこの本の中で著者はわかりやすく開示してくれている。現役のベテラン作家ならではの具体的な指摘が類書にない面白さとなっている。 「書きにくいものを書くのが小説だ」「感じることが必要である」「定型的に書くな」など、非マニュアル的な指摘が書かれていて、小説家志望の人間が一番知りたいこと、小説や文章の型式ではなく、小説をつくるという創造の核心への案内になっていることが素晴らしい。創作意欲をかき立てる刺激的なエッセイである。
―名文よりも『明文』を!―
阿部圭一著 A5判 1890円(税込み) NTT出版(この本のページ )
この本は、情報(事実と意見)をどのようにして他人に正しく伝えるかについての文章技術を扱います。 すでにある文章読本や文章技術に関する本は、おうおうにして「うまい文章」、すなわち名文を書く方向を目指しています。 人が社会で働くには、日々他の人とコミュニケーションを図らねばなりません。その大部分は言葉(日本語)で行われます。事実と自分の意見とを明確に他人に伝える技術は大切です。 そのためには、うまい文章(名文)より、伝わる文章(明文)が必要となります。 本書では、名著『理科系の作文技術』(木下是雄)の流れを汲み、かつてない作文技術を、明快に伝えてくれます。 さらには、「文章(明文)を書く訓練は、同時に、ものごとを明確に考える力を養う訓練です」とも書かれています。今はやりの「脳トレーニング」としても活用できる1冊。 明文術に基づいて書かれているので非常に読みやすくわかりやすい。目から鱗のノウハウ満載!
―本物志向のガイド―
伊丹敬之著 四六判 1785円(税込み) 有斐閣(この本のページ )
大学生の基礎学力の不足が語られるが、他方では大学院教育の拡大に見られるように、専門知識やユニークなアイデアを他人に明快に提供できる人材が求められている。大学生も大学院生も実務家も、短い期間に、学び、調査し、表現する能力を身につけなくてはならない。このニーズに応えようと、学習法、調査・研究法、論文の書き方などについての特徴ある出版物が相次いで書かれている。その多くはマニュアル的な即効性を唱えるものであり、好評なものも多い。 本書はそれらと一味違うノウハウを示そうとする。違いの基本は、論文=研究が「創造的」であるための条件を問い、それを書き手自らが確かめていく物差しと手順を提示していることである。「面白い仮説」「説得的な証拠」「定義の正確性」「幹と枝」「順序と流れ」「美しい姿」というように内容と表現の両面から、論文の書き手への厳しい要求が並ぶ。にもかかわらず、読後、自信をもつようになるのは、新しい着想で日本の経営学研究を牽引する著者の確信が乗り移るのだろうか。
―芭蕉の精神世界を浮き彫りにする―
立松和平著 四六判 1890円(税込み) 佼成出版社(この本のページ )
最近の旅ブームの牽引役はエルダー世代(50歳以上)といわれている。その旅といえば、新幹線や飛行機で知らない土地に行き、名所を訪ね、おいしいものを食べることを楽しむというものだろう。しかし、芭蕉の旅とは――。 本書は、松尾芭蕉の代表作「奥の細道」を旅作家独自の視点でひもとき、究極の俳諧を目指した芭蕉の精神世界を浮き彫りにしていく。「旅とは心踊るものではあるが、何故そんなにも旅に駆り立てられ、旅の途上で死のうというのだろうか」。立松氏は、生涯をかけ「奥の細道」を旅する芭蕉の心の軌跡を、丁寧な筆致で綴っていく。 さらに、芭蕉の人生に大きな影響を与えた禅の思想を説き明かし、俳禅一致の境地に至る、芭蕉の求道心にも光を当てる。 巻頭に「奥の細道」の原文と立松氏による現代語訳が収録されているので、芭蕉の世界をより深く堪能でき、「奥の細道」の解説書としてもおもしろい。 春、本書を携えて、芭蕉の旅した地を訪れ、その心を感じてみるのも楽しい旅になるのでは。
―科学を語る方法論―
落合洋文著 A5判変型 1575円(税込み) ナカニシヤ出版(この本のページ )
理系大学院生の持つ一般的な悩み――なかなか進まない研究、まとまらない報告書。相談しようにも専門分野について人に説明するのは実はかなり難しい。話し相手の顔にこれ見よがしに次々と浮かぶ疑問符がやりきれない。 分かりやすく説明をしようとすれば、思ってもみないところで納得をされたりする。いや、厳密に言えばと水を差すような言葉も我慢して呑み込んでみたりする。 要するに素人に分かるようにざっくりと簡単に説明すればいいのかもしれない。しかし、例えばテレビ番組やCMでこれみよがしに強調される耳ざわりの良い魔法の言葉。それが科学? マイナスイオン、納豆騒動。思い出せばきりがないほど頭に浮かぶ疑問符。どうすれば、この気持ち、他の人に伝えられるのだろう。 結局、科学をわかりやすく、そして誤解を招かぬように説明するにはきちんとしたテクニックと方法論が大前提。そして本書こそが読み手をひきつけ科学の面白さを正確に伝えるサイエンス・ライティングの方法論なのである。
―文章はだれのものか?―
森脇逸男著 B6判 1575円(税込み) 創元社(この本のページ )
本書は「書きたいけれど書けない」と思っている人が文章の基本を学び、ゆくゆくは達意の文章が書けるようになるまでの指導書であり、例文と解説を読んでいくうちに必ず書く気が起こってくるという構成になっていて、文章に対する心構えから、主語と述語の関係や体言止め、修飾語や慣用句の使い方といった実際に書く上でのテクニックまで網羅しているので、いざ書こうとするとわき起こってくるすべての疑問に答える格好の案内書となるはずであり、例えば作家の文章論に見られるような「己の中に書かずには生きていられないほどの熱い衝動がなければ…」といった精神論は登場せず、平易な説明の技術書として読める上、新版にあたっては例文を一新して文体をです・ます調にし、さらに使いやすく読みやすくした本である。 問題点 一文が長すぎる。適当なところで句点を打ち、意味の区切りで改行すること。言いたいことを整理して、起承転結をつけるべし。 総評 まず、読み手のことを考える。
―文章上達のコツとエッセンスが満載!―
中村 明著 四六判 2310円(税込み) 東京堂出版
文章をわかりやすく、読みやすく、適切な表現を用いて相手にうまく伝えるためにはいろいろな方法が考えられますが、基本となるのは表現技術を身につける他はないと思われます。文章力がつき、効果を高める様々な表現技術が習得できるようになるためには日頃の訓練が必要です。本書は、文章上達を望む人へそのコツとエッセンスを解説しています。 本書の構成は大きく基礎編、応用編、実践編の3つに分けて例文を掲載しながら詳細に解説しています。第I部「書く」では、まずは相手に正しく伝わる文章を書くための基本的な技術について述べ、句読点や漢字の書き分けといった細かい問題から始め、修飾や語順、あいまいな表現や敬語などを解説しています。第II部「練る」では、表現をゆたかにするための数々の表現技法をプロのすぐれた実例を紹介しながら解説。第III部「研く」では、文体をしなやかにするために、実際に文章を書く際の諸問題を多様な観点から考察しています。 本書を通読すれば、文章作法が総合的に身につきます。
―本当によくわかる!―
石黒 圭著 A5判 1995円(税込み) 明治書院(この本のページ )
学生のための文章技術書。全4冊シリーズの4冊目。この「発想編」は、表記法や文法上の、具体的なテクニックを記したものではない。本シリーズの、I〈表現・表記編〉、II〈文章構成編〉、III〈文法編〉を貫く総論となっている。即ち、文章技術の「理論」と「体系性」を示し、文章の「多様性」にも言及したものである。わかりやすい文章を書くための要点と心構え=発想を磨くためのものとなっている。全体を12の講義の形にとり、具体的な名文などを材料にして、表現の感化力や行間を読ませる技術等を示す。また、“起承転結”や“比喩”“レトリック”についても、そのもの自体の効果を示すだけでなく、それを使う発想技術まで提示。また、「多様性」という意味では、“視点の多様性”や“方言”、“外国語などの発想”も示しながら、文章のブラッシュアップをねらう。一般的によく言われる、文章技法の“常識”を、再度問い直し、一つ一つ確認していく。単なる理論書に陥らないよう、常に具体例を提示し、実際に文章の違いを目で確かめながら読めるよう配慮。
―文章を書こうとしているすべての人へ―
栩木伸明著 A5判 2310円(税込み) 三修社(この本のページ )
本書はタイトル通り、これから卒論を書かなければならない大学生、それも文科系の学生を対象としている、卒業論文の手引書です。とは言うものの、同じようなタイトルの類書とは一線を画しています。それは著者が定義する『卒論』をみれば一目瞭然。研究成果などと定義することを建前と言い捨て、“本音”として『卒論』を「発見」「自由な精神の冒険」「自己表現」「10年後の自分のため」などと定義しています。そう、すぐにおわかりだと思います。本書で語っているのは、卒論に限らず、文章を書いてまとめていく上で、大事な基本的なことなのです。 タイトル通り中身は、卒論を仕上げていく上の、テーマ設定から、資料探し、まとめ方で構成されていますが、それは大学生に限らず、文章をしたためようとしている人みんなに役に立つようになっています。 何をどう書いていったらいいのか、まだまとまっていない方はタイトルにこだわらず、ぜひ読んでみて下さい。
―伝わる文章を書く!―
佐竹秀雄著 四六判 1365円(税込み) ベレ出版(この本のページ )
今やほとんどの人がPCや携帯電話を利用していますが、現在ではメールを送るのによく使われています。メールを使うということは、当然そこでは文章を書いていることになります。一方、一般的に言って作文が嫌いな人は多いです。嫌いな理由は言うまでもなく、上手に書けないからです。理由は2つ考えられます。1つは、「正しい日本語」にとらわれすぎること。もうひとつは、論理的な文章の書き方を知らないからです。メールの文章はおしゃべり気分で書けますが、実際の社会で要求される文章は論理的なものです。そして、ほとんどの人はそのような文章の書き方を教わってこなかったのです。文章はよりよいコミュニケーションをとるために、正しい日本語にこだわるよりも、読み手に理解してもらえる日本語で論理的に書かれていなければなりません。本書では(1)自分が読み手に伝えたいこと、伝えるべき内容を明確にする方法、(2)その内容を読み手に、より正しく確実に伝える方法を、具体的に手順化して説明しており、文章を作り上げることができるようになっています。
08.04.21 ラテンアメリカは世界を変える!
08.03.21 お父さんのための「自立」支援講座
08.02.21 受賞図書!
08.01.21 家族って何?
07.12.21 地図と年表―不思議に満ちた世界
07.11.21 お父さんからの本の贈り物
07.10.21 明治―近代日本の出発点
07.09.21 もうひとつの古代ローマ
07.08.21 幽霊・お化け・妖怪の本
07.07.21 新ネットワークが社会を変える!
07.06.21 電車に乗って―書を持って、旅に出よう!
07.05.21 プロになる!
07.04.21 ぼくらの科学 生命 宇宙 数学
07.03.21 文章読本 愛と涙と感動を文字に
07.02.21 『それってどうなの?』
07.01.21 最近わたし疲れてます。
06.12.21 もっと笑いを! 大入り満員 大繁盛
06.11.21 ことばとともに味わう、写真の本。
06.10.21 となりのイスラーム ムスリムのありのままを知る
06.09.21 『1968年』の変革は、今どのような意味をもつのか
06.08.21 ペットと暮らして気づいた人生の意味… ペットと暮らす―愛すべきペットのすべて―
06.07.21 昭和と平成の歴史的結節、そして現在 近代天皇制を問い直す―その来し方・行く末
06.06.21 「下流」とは誰か―日本を蝕む格差社会
06.05.21やったぶんだけ深く楽しめます。何歳からでも遅くない。アート・学問への誘い
06.04.21身体と文化が交差する地点 性(セックス)とは何か 禁忌と好色
06.03.21旅大全―出会いと発見の宝庫
06.02.21“子どもたちの世界”に何が…
06.01.21現代に生きる和のこころ、伝統のわざ
05.12.21もうひとつの自伝・評伝
05.11.21大人のための絵本と童話
05.10.21「老い」をどう生きるか どう支えるか
05.09.21こだわりの食と酒と…
05.08.21動物のことをもっと知りたい
05.07.21東アジアの過去、現在と未来
05.06.21ビジネスの倫理〜会社は誰のものか?
05.05.21頁をめくれば家が建つ 理想の家
05.04.21戦後60年の人・暮らしとその精神
05.03.21躓いたって、叩かれたって、私の人生
05.02.21身近なナショナリズム
05.01.21散歩大全
04.12.21文化系のための科学入門
04.11.21キリスト教文化の謎と魅力
04.10.21環境の過去・現在・未来を考える
04.09.21家族とことばを交わしていますか 子どもも親も、元気になる本
04.08.21未知の帝国アメリカ
04.07.21昭和という時代を知る
04.06.21手から手へ伝承したい〈手仕事〉の世界
04.05.21不思議、おもしろ、驚き! おもしろ事典
04.04.21いま『食』の現在を読む
04.03.21生きる力としての宗教
04.02.21変貌するボランティアと福祉制度
04.01.21仕事と夢とプライドの調和
03.12.21私の世界理解元年
03.11.21絵と図の力――情報と解説の魅力
03.10.21定年前/定年後 定年してからが面白い!
03.09.21環境立国、環境経営ニッポン
03.08.21子供が自分自身を確立するとき こころとからだの「闇」からの脱出
03.07.21テロ、イラク戦争、有事法制…平和への道につなげたい
03.06.21「江戸開府400年」を読む
03.05.21ことばの世界を探る 日本語と時を過ごす…
03.04.21生き生きと生きるために
03.03.21おとなのための総合学習
03.02.21再生の叡智結集!
03.01.21凛とした精神の結晶
02.12.21伝承すべきこと、変わるべきこと
02.11.21素敵なあしたそして夢を
02.10.21web化一周年記念企画 いま、専門書・学術書がおもしろい! その装丁、その独自の世界
02.09.21一度限りの大切な人生
02.08.21傷ついた地球の未来は…
02.07.21もっと知りたい隣の国―韓国
02.06.21歴史に誘われて
02.05.21現実を見極め、錯覚からの脱出
02.04.21知恵と勇気を与える一冊
02.03.21学校が良くなる、教育が変わる
02.02.21新しいアジア像の創造
02.01.21この一冊から始めてみませんか
01.12.21富は日本人を豊かにしたか
01.11.21クリスマスに贈りたい本
01.09.21限りなく愛するとは…最も個人的な心の世界へ
01.08.21ゆっくりと日本を考えよう