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―超A級の写真論・写真術―
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荒木経惟著 四六判 1890円(税込み) 白水社(この本のページ )
いまやまさしく写真家人生の「アクメ」を極めている、天才アラーキーこと荒木経惟。彼が自らの写真を赤裸々に〈説明〉してゆく本書は、ダジャレ口調を装いながらも、アラーキーが本音で語る「写真論・写真術」である。 「これ、アタシの小さいころにちょっと重なって見えるのよ。『さっちん』っていう子なんだけど、これが1963年。〔中略〕で、実言うとね、イタリアン・リアリズムに影響されたとか言ってっけど、『自転車泥棒』しか観たことないんだよね。ハハハハハ。はじめてバラしちゃったけどね」(本書より)。 40年にわたる制作秘話を一挙公開! デビューから現在までの自作を解説し、日本の写真史のなかに〈正しく〉位置づけていく。 私写真、中年女、少女、人妻、エロトス、日記、日本人ノ顔、ドキュメンタリー……荒木経惟をめぐるさまざまなキーワードについて自らの言葉で語りながらも、女性を美人に撮る方法やアングルとフレーミングの勉強の仕方など、具体的なテクニックもしっかり伝授してくれる。これぞ、写真家志望者の教科書だ。写真多数収録。
―時代を越えたコラボレート―
太宰治作/佐内正史写真 四六判短辺綴 1680円(税込み) 作品社(この本のページ )
本書の最良の紹介は、帯に寄せてくださった、宮本浩次氏(エレファントカシマシ・ロック歌手)の文章に尽きるでしょう。その全文を引用いたします。 「俺は写真に関しては門外漢だ。でも一枚の写真には、カメラという“機械”を通して、撮る人の心の温度や、内面の色彩が色濃く反影されることを知っている。/佐内正史の写真はやさしく、懐かしい。色彩はやわらかいグリーンだ。/そして、太宰の命がけの悪戦苦闘は、いつだって俺たちの勇気の源だった。/この本は、もはや古典と言っていい太宰の名著が、佐内正史の写真と相まって、新たなる息吹を吹き込まれ、みずみずしい色彩を放つ1冊となっている。/“太宰と佐内”。時代を越えた男2人のコラボレートは、これはとてもいい感じだ。/本は生活にある種の雰囲気をつくる。良き本を手元に置いておく。ときどきページを繰ってみる。これでOKだ。『毎日の生活の中にさりげなく置いておきたい。』そんな思いを起こさせる、これは感じのいい本だ。」
―極地冒険家のあふれる記憶―
石川直樹著 四六判 1680円(税込み) 晶文社(この本のページ )
気温マイナス30度。顔を覆うマスクには息が凍り付いてつららが垂れ下がる。極地の無機質な氷を眺めるばかりのある日、シロクマに遭遇する。興奮しながらも足が動かなくなる。広大な氷原で動物と人間が、同じ目線で、畏怖の念をもって向き合う瞬間……。 また、チョモランマの入口、標高5200メートルのベースキャンプ。そこにはヤクの首につけられた鈴の音がもの悲しく響き、確かに異なる時空が存在する……。 若干24歳にして、世界七大陸最高峰登頂(セブン・サミット)を達成した石川直樹の脳裏によみがえる冒険の記憶。それらは、今、目の前にある世界だけが全てではないということを、彼に何度も認識させる。 都市生活になれきった我々には、世界に地理的空白がないことなど自明だ。そのため、現代における冒険とはなにか、これからどこへ向かえばいいのかなどという不透明な問いばかりが頭に浮かぶ。そんな我々に、まだまだ行くべき場所があるということを、本書は教える。目に見える写真以上に力をもつ、言葉による写真集だ。
―プレゼントに最適な大人の絵本―
日本語:小山薫堂 絵:セルジュ・ブロック フランス語:デヴィット・カリ A4判変型 1575円(税込み) 千倉書房(この本のページ )
フランスでは、7歳から77歳まで読める絵本として広まり、2005年にはバオバブ賞も受賞しました。英語・イタリア語・スペイン語にも訳され、世界中で愛されています。放送作家の小山薫堂さんが、すてきな日本語にしてくれました。フランス語を残していますので、辞書で単語を引きながら、自分なりの物語を紡ぎだすこともできます。 「お兄ちゃんって呼ばれる日を…」「運命の出会いを…」「戦争が終わるのを…」。人生には様々な「まってる。」が待っています。かわいらしいイラストと、深く印象的な言葉で、ひとりの男の子の成長と人生を味わってください。 ケンカをしてしまった相手に、「仲直りのきっかけをまってる」ページに付箋を貼って、送ってみてもいいかもしれません。 運命の糸をたぐるように、たいせつな家族と、すてきな誰かと、ぜひ一緒にページをめくっていただきたい、プレゼントにぴったりの絵本です。
―名も知らぬ人々がまとう豊潤な物語―
鬼海弘雄著 A5判 2415円(税込み) 草思社(この本のページ )
30年にわたって浅草寺に通いつめ、偶然通りかかった市井の人人を単色の塗り壁を背景に撮影する。背景の情報を消すことで、その人の服装、表情、しぐさなどの情報が際だつ。浅草寺という非日常の場にきた人々は、自分なりの「物語」を身に纏って登場する。 時に魅力的で時に滑稽、時には微笑ましく時には残酷な、その名も知らぬ人々が演じている生の物語を、写真家は最大の敬意を払いしかし冷徹な視線で撮し取る。 写真に添えられたキャプションは、映像とはまた違う不思議な情報を補足している。「遠くから歩いてきたという青年」「ただの主婦よという人」。写真の人物は何者かという謎が、このキャプションによって解かれるどころか、さらに深められるというたくらみ。 写真とキャプションを見るうちに想像力はとめどなく広がる。溢れ出るその多彩な人生の物語は、読み手によっても異相を見せる。 土門拳賞・日本写真協会賞を受賞したこの写真集は、人物の肖像ではなく人生の肖像写真である。豊潤な短編小説集のように、見るものを飽きさせることがない。
―俳句を通して眺める花図鑑―
青柳志解樹編著 夏梅陸夫写真 小B6判 1680円(税込み) 創元社(この本のページ )
四季に恵まれた日本では1年を通してどこかでなにがしかの花が咲き、季節の推移をひっそりと人に告げている。古人もそんな花に種々の思いを託したのだろう。俳句の世界において、花の名を読み込んだ句は数多い。 本書は俳句によく登場する花あわせて378種を上・下巻に分けて収録する。1ページに1つの花(季語)を取り上げ、山野に咲く姿そのままを切り撮った微細なカラー写真に、花の詳しい解説、代表的な例句や作句の際に留意したいポイントまで付記。豊富なビジュアルと充実の内容を新書大のコンパクトサイズにまとめた。鑑賞の手引きとしてはもちろん、初心者には俳句を詠む参考資料として役立つほか、ハンディな植物図鑑としても使える実用書となっている。ポケットや鞄にするりと忍ばせ、いざ吟行へと赴きたい。 花と人とが織りなす交感を限られた言葉に置き換えるのが俳句の醍醐味だ。個々の花が語りかけてくるような表情豊かな写真を見ているだけで、乾いた詩情が再び動き出すはず。この本1冊で俳句の楽しみをたっぷりと味わえる。
―標高2780メートルの小さな学校―
長倉洋海/写真・文 27×23cm 1890円(税込み) 偕成社(この本のページ )
26年間アフガニスタンを撮り続けて来たカメラマン・長倉洋海が、戦争終結後まもなく出会った北部山岳地帯の学校は、戦争中は難民の避難所として使われ、再開されたばかりだった。復興の支援はまだ届かず、窓ガラスもドアもない。子どもたちは早朝から家畜の世話に追われ、幼い弟妹の手を引きながら険しい山道を2時間もかけて通ってくる。 机も椅子もなく、石に腰かけて授業を受けていたこの学校のため、長倉は日本でNPOを立ち上げ、支援を始めた。そしてその深い絆から、この写真集が生まれた。 鋸の刃が並んだような急峻なヒンズークシ山脈、峡谷を彩る杏やアーモンドの花々。カメラがとらえた厳しく雄大な自然がすばらしい。 地面に腹ばいになって書き取りをする子どもたち。川遊びに興じるはじけんばかりの笑顔。写真に添えられた長倉の言葉は、日本では見失われがちな学校の本質を伝えている。 「字が読めると、新しい世界が広がってくる」 「学校は、それぞれの夢にむかって飛びたつための、大切な翼だ」
―ジジ、ババの子どもの頃は…―
須藤功著 AB判 5250円(税込み) 農山漁村文化協会(この本のページ )
勝ち取ったメンコを両手で抱える洟垂れ小僧(表紙写真)、いじめられ泣きべそをかきながら兄に助け求める弟(左写真)、車もめったに通らない道路でやったコマ回し、ままごと、手まり、ビー玉、三角ベース、相撲、馬乗り、竹馬…。近くの小川で魚獲り、夏には男も女も素っ裸で水遊び。 遊んでいたばかりじゃないぞ、子守り、水汲み、風呂焚き、薪取り、お使い、子どものお手伝いは当たり前だった。田植え休み、稲刈り休みもあったんだ。そんなだから、先生にいつも叱られ、何度廊下に立たされたことか。 本書は、団塊の世代がちょうど小中学生だった昭和30〜40年代の、このような懐かしい情景を写真300余枚でつづっている。この正月、孫たちに語り聞かせよう。あのころの、おおらかで楽しかったことを。 全10巻・既刊7巻
―こんなふうに生きられたら―
谷川俊太郎著 四六判変型 1050円(税込み) 佼成出版社(この本のページ )
すこやかに、おだやかに生きられたら…。誰もがわかっているはずなのに、なかなか出来ないのはなぜだろう…。 本書は、人間としてのあり方、生き方を、シンプルなことばで綴った詩集。12編の詩を読むと、自分自身の心の奥に追いやっていた清らかな部分を、はっきりと気づかせてくれる。 本書の底本は、仏教経典『ダンマパダ』(法句経)。この経典は、ブッダのことばにいちばん近いとされ、「真理のことば」という意味がある。ブッダは、真理とは「普遍的で誰もが実践できること」だと説いた。そうした真理のことばに触れた著者が、その磨かれた感性で人間のあるべき姿をやさしい日本語で伝えていく。 12編の詩には、それぞれカラーの写真が添えられている。まっすぐな眼差しの少女。雪どけの大地から顔を出すふきのとうなど、雄大な自然や魅力的な人物が、ことばの世界を広げている。 年齢を問わず、見て、読んで、声に出して、体ぐるみで楽しめる詩集である。
―古橋の歴史を探訪する!―
成瀬輝男 文・写真 A4判 3045円(税込み) 東京堂出版
旅をするとき、何か一つこだわりを持って歩くと、ものを見る目が違ってくる。たとえば歴史的な背景に興味をもって見ると、同じ観光の対象でも意味が違ってくる。本書はいわゆる技術書ではない。その橋がいつ出来たか、誰が架けたか、など列記した資料集でもない。橋という「窓」にこだわって、橋の窓からヨーロッパとその歴史を眺めた本である。取り上げた橋は、それが現存してから物語性のあるもの、とくに歴史的な挿話をもった橋を優先した。例外として昔の姿は失ってしまった橋でもかつて一時代を象徴したもの、たとえば「ロンドン橋落ちる」の歌で知られているロンドン橋などはあえて入れた。同様に第二次世界大戦末期に戦局の焦点になったライン河のレマーゲン鉄橋も、とうの昔に消えてしまったが、話題性という観点から選に加えた。(まえがきより) 本書は、物語性に富む古橋30を取り上げ、橋を通してヨーロッパの歴史や人々の生活を眺める。著者は橋梁の専門家で40年にわたり探訪を続けている。
―近代東京の成立とその変化を振り返る―
芦原由起夫著 A5判 2100円(税込み) 山海堂
明治・大正・昭和の3代にわたる東京の近代。輝かしい「近代」があった。災禍に見舞われた悲惨な「近代」もあった。荒廃した江戸を西欧近代都市に倣って造り替えようとした明治の都市計画、大正モダンの時代と関東大震災による焼尽、軍靴の響きの通低音とともにあった昭和の始まりと戦禍、荒廃からの復興、そして高度経済成長のメガロポリスへ…。現在が現在としてあるのは、過ぎた時代とそこに懸命に生きた人々がいたからである。 現在の東京を築き上げた都市基盤生成の軌跡をひもとき、明治の古写真から近影を交えて、近代を描いた人々の想像力を振り返る近代東京100年の「時の旅」へ誘う1冊。 目次 1 東京改造計画の挫折と震災復興 2 東京の水、動脈と静脈の年輪 3 東京鉄道物語 4 緑と水の回廊 5 「東京」と住むかたち 6 建築モダニズムの光芒
―戦後写真界の巨人土門拳―
土門拳 写真+文 序文 野間宏 四六判 2835円(税込み) 築地書館
リアリズム写真を確立した戦後写真界の巨人、土門拳。日本の伝統文化、風土に、熱いまなざしを注ぎ、「古寺巡礼」などの不朽の名作群を残す。 一方で、本書のような社会派リアリズムの傑作写真集を1960年に刊行している。 本書は、1959年暮れの筑豊炭田の厳しい現実を、子どもたちの動作や表情を中心に映像化し、翌年、ざら紙に印刷した1冊百円の写真集として、世に出た。 その後、長らく絶版になっていたものを、1977年に新装版として復刊された。 いわば、日本の写真史を語る上で外せない、歴史的な1冊である。 【読者の声】 ●男性=有名な少女の写真ではなく、失業した父が幼い息子と手をつないでいる写真に土門拳の確かなカメラアイがあると思います。一番、心を打たれた写真です。 ●女性(51歳)=土門氏の作品がきっかけで、彼のことを知るようになり、生き方などで、真剣な姿勢を感じ、これからの自分の生きていく姿勢を考えることができた。自分のバイブルとなる本と思う。
08.04.21 ラテンアメリカは世界を変える!
08.03.21 お父さんのための「自立」支援講座
08.02.21 受賞図書!
08.01.21 家族って何?
07.12.21 地図と年表―不思議に満ちた世界
07.11.21 お父さんからの本の贈り物
07.10.21 明治―近代日本の出発点
07.09.21 もうひとつの古代ローマ
07.08.21 幽霊・お化け・妖怪の本
07.07.21 新ネットワークが社会を変える!
07.06.21 電車に乗って―書を持って、旅に出よう!
07.05.21 プロになる!
07.04.21 ぼくらの科学 生命 宇宙 数学
07.03.21 文章読本 愛と涙と感動を文字に
07.02.21 『それってどうなの?』
07.01.21 最近わたし疲れてます。
06.12.21 もっと笑いを! 大入り満員 大繁盛
06.11.21 ことばとともに味わう、写真の本。
06.10.21 となりのイスラーム ムスリムのありのままを知る
06.09.21 『1968年』の変革は、今どのような意味をもつのか
06.08.21 ペットと暮らして気づいた人生の意味… ペットと暮らす―愛すべきペットのすべて―
06.07.21 昭和と平成の歴史的結節、そして現在 近代天皇制を問い直す―その来し方・行く末
06.06.21 「下流」とは誰か―日本を蝕む格差社会
06.05.21やったぶんだけ深く楽しめます。何歳からでも遅くない。アート・学問への誘い
06.04.21身体と文化が交差する地点 性(セックス)とは何か 禁忌と好色
06.03.21旅大全―出会いと発見の宝庫
06.02.21“子どもたちの世界”に何が…
06.01.21現代に生きる和のこころ、伝統のわざ
05.12.21もうひとつの自伝・評伝
05.11.21大人のための絵本と童話
05.10.21「老い」をどう生きるか どう支えるか
05.09.21こだわりの食と酒と…
05.08.21動物のことをもっと知りたい
05.07.21東アジアの過去、現在と未来
05.06.21ビジネスの倫理〜会社は誰のものか?
05.05.21頁をめくれば家が建つ 理想の家
05.04.21戦後60年の人・暮らしとその精神
05.03.21躓いたって、叩かれたって、私の人生
05.02.21身近なナショナリズム
05.01.21散歩大全
04.12.21文化系のための科学入門
04.11.21キリスト教文化の謎と魅力
04.10.21環境の過去・現在・未来を考える
04.09.21家族とことばを交わしていますか 子どもも親も、元気になる本
04.08.21未知の帝国アメリカ
04.07.21昭和という時代を知る
04.06.21手から手へ伝承したい〈手仕事〉の世界
04.05.21不思議、おもしろ、驚き! おもしろ事典
04.04.21いま『食』の現在を読む
04.03.21生きる力としての宗教
04.02.21変貌するボランティアと福祉制度
04.01.21仕事と夢とプライドの調和
03.12.21私の世界理解元年
03.11.21絵と図の力――情報と解説の魅力
03.10.21定年前/定年後 定年してからが面白い!
03.09.21環境立国、環境経営ニッポン
03.08.21子供が自分自身を確立するとき こころとからだの「闇」からの脱出
03.07.21テロ、イラク戦争、有事法制…平和への道につなげたい
03.06.21「江戸開府400年」を読む
03.05.21ことばの世界を探る 日本語と時を過ごす…
03.04.21生き生きと生きるために
03.03.21おとなのための総合学習
03.02.21再生の叡智結集!
03.01.21凛とした精神の結晶
02.12.21伝承すべきこと、変わるべきこと
02.11.21素敵なあしたそして夢を
02.10.21web化一周年記念企画 いま、専門書・学術書がおもしろい! その装丁、その独自の世界
02.09.21一度限りの大切な人生
02.08.21傷ついた地球の未来は…
02.07.21もっと知りたい隣の国―韓国
02.06.21歴史に誘われて
02.05.21現実を見極め、錯覚からの脱出
02.04.21知恵と勇気を与える一冊
02.03.21学校が良くなる、教育が変わる
02.02.21新しいアジア像の創造
02.01.21この一冊から始めてみませんか
01.12.21富は日本人を豊かにしたか
01.11.21クリスマスに贈りたい本
01.09.21限りなく愛するとは…最も個人的な心の世界へ
01.08.21ゆっくりと日本を考えよう