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―危険な天才画家の生涯―
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デズモンド・スアード著 石鍋真澄・石鍋真理子訳四六判 3150円(税込)白水社( この本のページ )
十六世紀イタリアの巨匠、カラヴァッジョ。若くして生涯を終えたため活動期間は短く、遺された作品も少ない。だが彼は、光と闇のコントラストが支配する空前の絵画空間を創出し、その後の西洋美術の歴史を変えたと言われる。
彼の生涯もまた、その特異な性格ゆえに、陰影に満ちた、危険と背中合わせの一生であった。宗教画を描く際のモデルに娼婦を用いて物議をかもし、度重なる喧嘩沙汰のため警察のブラックリストに載せられる。だが同時に、枢機卿のお気に入りであり、教皇の肖像画家でもあった。
成功の頂点にあった時、カラヴァッジョはささいなことから人を殺してしまう。ローマからナポリ、マルタ、シチリアと逃亡生活を余儀なくされ、その間牢に入ったり、殺し屋につけまわされたり。数々の不運につきまとわれ、三十八歳で孤独のうちに死んだのは皮肉なことに教皇からの恩赦が決まった後のことだった。
英国の歴史家が最新の研究をもとに、ルネサンスから近代への橋渡しをした天才画家の興味深い生の軌跡を描く。
―赤裸々な青春像に迫る書簡集―
九條今日子監修 小菅麻起子編著A5判変型 1575円(税込)二玄社
高校二年の正月からおよそ十年間、寺山は郷里・青森県三沢の恩師であるひとりの女性国語教師に手紙を送り続けた。葉書も封書もまじえその数七十五通。本書は、寺山修司記念館所蔵のその全書簡を図版入りで掲載し、全文の翻刻と解説を書簡ごとに添えて紹介する。
アングラ演劇の旗手として一世を風靡し、マルチな表現世界を颯爽と歩むエネルギッシュな姿が印象的だった寺山だが、本書ではいささか様相を異にする。それは七十五通の大半が、新進歌人として世に嘱望されながら、突然の病いで入院生活を余儀なくされる十八歳から、二十二歳頃までに集中しているからだ。
複雑な母子家庭下にあった寺山は、その頃病床から中野に宛てた手紙の中で、まるで実の子のように甘え、赤裸々に喜怒哀楽を晒し、背伸びをしてみせる。
その行間に、長期化する闘病への焦燥や孤独感などの痛ましい感情の襞が滲む。だが、その苦闘の季節こそが、のちの寺山ワールドの百年の謎を解く鍵なのかもしれない。
―「マンガの神様」の過ごした幼少期―
今川清史著四六判 2100円(税込)創元社( この本のページ )
「マンガの神様」手塚治虫が亡くなって十七年近くたつが、彼の作品の人気は一向に衰えることを知らない。時代を超えて読み継がれるマンガを生みだした彼はどんな幼少期を過ごしたのだろうか。
本書は、家族や友人、小学校の先生などとの触れ合いを軸に、次第に創作の喜びに目覚め、その世界にのめり込んで行く少年手塚治虫の姿を生き生きと描く。
おしゃべりでちびで泣き虫、よく友達にからかわれる治虫だが、綴り方と絵を描くことはとびぬけてうまい。インディアンごっこをするといつも標的にされるので、あるとき取材記者になると言い出した。家に帰ってそれを紙芝居にし、翌日、教室で面白おかしく語ったところ大評判。そんなことから治虫のマンガはクラスでも人気となり、彼の創作マンガがクラスで回覧されるようになる。ところが、ある子が授業中にそれを見ていて先生に見つかり、取り上げられる。治虫は先生に呼び出され、恐る恐る職員室に行くと……。
幼い頃の手塚治虫の写真や作品が図版として掲載され、読者の興味をいっそうかき立ててくれる。
―アナクロニスムの復権―
G・ディディ=ユベルマン著A5判 10290円(税込)人文書院
イコノロジーの創始者にして近代美術史の父たるアビ・ヴァールブルク。だがこうした公式の位置づけとは裏腹に、彼の存在は忘却の彼方に沈んでいる。
ヴァールブルクが父殺しの憂き目にあったのはなぜなのか。すべては、彼が狂気の淵からもたらした「アナクロニスムの歴史」に原因がある。
歴史とは通常、単線的・直線的なものと考えられている。誕生・成長・衰退・死といった進化論的メタファーに顕著なように、そこには、近代知の基盤たる科学実証主義の楔が打ち込まれている。アナクロニスムは何としても排されねばならなかったのだ。
しかし今、十九世紀西洋に端を発する諸科学がことごとく袋小路に陥り窮状に喘ぐ中、悪魔祓いされたはずのアナクロニスムが大きな期待とともに甦りつつある。
本書は、アガンベンが「名前のない科学」と呼ぶヴァールブルクのイメージ=時間モデル、その未完の「文化科学」、奇跡の歴史症候学の全貌を、圧倒的な学識と筆力をもって、思想史的布置の中に鮮やかに描き出す刺激的大作。
―共犯する同性愛とナチズム―
奥田敏広著A5判 2940円(税込)ナカニシヤ出版( この本のページ )
20世紀を代表するドイツのノーベル賞作家トーマス・マンと、その息子で反ナチズム亡命運動家として有名な作家クラウス・マン。彼らについての研究が近年活気づいている。その背景となっているのが、日記や創作メモ、手紙などの新たな発見である。
すでに生前から「同性愛作家」としてカミングアウトしていたクラウス・マンはもちろん、トーマス・マンも『ベニスに死す』の主人公のように同性愛的嗜好を持っていると推測されてはきたが、同性愛が彼らの私生活と創作の双方において予想以上に大きな位置を占めていることが、その新資料の出現によって分かってきた。
さらに、反ナチズム亡命者として政治的・社会的大事件に積極的に関わっていたマン父子については、彼らの生きた時代や社会との関係もまた大きなテーマとなる。
本書は、従来ほとんど追究されてこなかったマン父子における同性愛とナチズムとの関係をとりあげ、両者に共通する創造と暴力というきわめて両義的な力に注目した、精緻でかつスリリングな論考である。
―『土に叫ぶ』の魂の軌跡―
安藤玉治著B6判 1631円(税込)農山漁村文化協会
農業と芸術が両立した理想の農村を作ろうとした宮沢賢治の構想に最も近づいたのは、賢治の弟子・松田甚次郎だった。
甚次郎は山形県最上地方きっての旧家の総領息子として生まれた。盛岡の高等農林学校を卒業し、帰途、学校の先輩である賢治を訪ね、「小作人たれ、農村劇をやれ」と言われ、それが甚次郎の生涯を決めた。わが家の小作人となった彼は貧困の日々を過ごしながらも、村の青年たちと共働共助の農産加工や農村劇に命を燃やし、その実践は「最上共働村塾」として開花する。
その教育方針は「たくらまない教育」であり、「農業の教育力」を信じたものであった。塾長でありながら先生と呼ばせず、同じ農作業をし、全てを塾生の自主性にまかせた。塾生は甚次郎の背中を見て育った。
この内容を記したものが昭和十三年に刊行された『土に叫ぶ』である。ベストセラーとなってその活動は全国に知られた。しかし、昭和十八年、三五歳を一期として甚次郎は逝った。
本書は、今、甚次郎の軌跡を知ることができる唯一の本である。
―ノーベル賞に近かった男、田中豊一―
田中豊助/編集A5判 2100円(税込)東海大学出版会( この本のページ )
優れた物理学者や科学者は自分の研究を、誰でもが理解できるように説明することが出来るそうです。アインシュタインは、「お祖母さんにわかるように説明できなければ、本当にわかっているとは云えない」と言っています。田中豊一氏は「ゲル網目の協同拡散」、「ゲルの臨界現象」、「ゲルの体積相転移」、などの論文を残し、「ゲルの物理」の世界を切り拓き、誰にでもわかるように言葉と絵で描きました。そしてまさに生命の起源に迫ろうとした途上で、急逝した世界的な生物物理学者です。いすれはノーベル賞をとっていたのではないかといわれ、すでに候補にもあがっていたと思われます。本書はマサチューセッツ工科大学教授として54年の生涯と多くの国際的な賞を獲った研究の軌跡を友人、親族、共同研究者たちの証言と遺稿をもとにたどったものです。
―窮地の自分を支える一途な思い―
後藤雅司著四六判 1470円(税込)草思社
本書は、元不良少年が料理人を志し、苦闘しながら修行を重ねる半生をつづった書だ。料理人の自伝も、元不良という過去も、めずらしくはない。にもかかわらず、本書は無類に面白く、かつ読ませる。なぜだろう。
不良だった著者は、落ちこぼれ生徒を「どうせ君らは」と見下す先生への反抗心から一念発起、高校へ進学する。初めて必死になって、自らの中途半端さに気づく。「どうせ……」と自分を見下していたのは他でもない自分なのだ。
やがて彼は、料理人の道を志す。修行は生半可ではない。理不尽な上司に口答えし、陰湿な先輩を殴り倒して店をクビに、と挫折や失敗の連続だ。しかしあきらめない。
唯一の基準は、自分が納得できるまでやること。この一途さ、シンプルな人生哲学がいい。窮地に陥ったときに頼れるのは、結局は自身の思いの強さだ。それが文章の力強さを生み、ドラマを感じさせる。なるほど読ませる訳だ。
失敗はつらい。だがそれを取り繕う自分の半端さの方が恥ずかしい。「根性」は古くないぞ。痛快な本書を読んであらためて思う。
―地道な学者からAV女優まで―
永江朗著四六判並製 2310円(税込)晶文社
二〇〇四年四月号をもって、惜しまれながらその歴史を閉じた雑誌『噂の真相』の中で、一一年もの長きにわたって連載された「メディア異人列伝」こそ、「噂真」の裏の看板だった。これから旬をむかえるであろうメディアの異才たちをいちはやくピックアップし、独自の切り口でインタビューしたこの連載は時代時代の文壇、論壇、芸能、政治、報道、風俗…などの流れを読みとるための恰好の羅針盤でもあった。
この「メディア異人列伝」一一年分を一挙にまとめて単行本化。併せてその年のメディア状況を総括するクロニクルを年代ごとに追加。登場するひとびとは、佐川一政、テリー伊藤、みうらじゅん、リリー・フランキー、宮台真司、室井佑月、倉田真由美、中村うさぎ、小熊英二、姜尚中…などなど錚々たる顔ぶれ。硬派・軟派、右派・左派、お堅い研究者からAV女優まで、あらゆるジャンルを網羅したこの『メディア異人列伝』は、一九九三〜二〇〇四までの日本の状況が読みとれる、一大メディア年代記である。
―民間学者の「横すべり学問人生」―
前田速夫著四六判 2415円(税込)晶文社
東京市役所の土木技師をしながら、全国の被差別部落とそこに祀られた白山神社をくまなく歩き、前人未到の学問を残した民俗学者・菊池山哉(きくち・さんさい 明治二三〜昭和四一年)。
正史が抹殺し隠蔽してきた歴史と民俗の暗部を踏査した民間学者の「横すべり学問人生」をえがく初の本格評伝である。山哉は収集した資料に基づき通説に挑み、大胆な仮説をくりだした。たとえば日本原住民=ウエッタ=オロッコ族説。「別所」地名の俘囚移配地説。有名な河原巻物「戸倉文書」の発見。白山信仰の起源と伝播。昭和八年から戦争をはさみ三十余年、郷土研究誌「多麻史談」(のちに「東京史談」)を発行し、また『府中市史』を編纂した。
白山信仰の謎を通して、日本文化の水脈を探り、注目を集めた前作『異界歴程』に続く、前田速夫氏著作第2弾。歴史・民俗学エッセイとして高い評価を受け、二〇〇四年度、数々の書評誌でのベストにも挙がり、本年の読売文学賞(評論・伝記賞)も受賞した。
―時代を創った人気作家・鶴屋南北―
諏訪春雄著四六判 2730円(税込)ミネルヴァ書房( この本のページ )
二〇〇年前の日本の人気作家、鶴屋南北。彼が生きた18世紀後半から19世紀前半、いわゆる文化文政時代は、ひとつの文化が成熟し、新しいものに変わろうとしていた時代だった。その中にあって、南北の才能は見事に花開いた。
「道化」という方法を駆使し、彼が成し得たのは単なる「笑い」だけではない。上方歌舞伎のせりふ中心と江戸歌舞伎の身体所作重視の融合。当時賤民の扱いを受けた境遇を脱し歌舞伎界で大成した南北の生き方。階層の区別、男女の性差、この世とあの世の境も易々と突破した登場人物たち…。
ボーダレスで闊達な化政期は、確かに鶴屋南北の時代だった。だからこそ彼は、生前、没後とも高い評価と人気を集めたのだろう。ただし、それはどの時代でも言えることではない。価値観が多様化し、個人がそれぞれの生き方を求めた大正時代、昭和30年代以降に南北の評価は高まってきた。我々の生きる現代もまた、時代の価値観はますます多様化している。彼から今、現代の意味を学ぶことができるのではないだろうか。
そう。南北は我々の隣にいる。
―陰陽師・安倍晴明は老人でただの役人?―
斎藤英喜著四六判 2520円(税込)ミネルヴァ書房( この本のページ )
京都の通りでよく目にする印がある。赤や青の五芒星だ。また堀川通を北上すると、商店街が賑やかなことに気づく。アーケードには「晴明神社」の文字…。
近年、小説や映画等で一大ブームとなり、脚光を浴びた安倍晴明は、平安期の陰陽師だ。作品中の彼は、式神を駆使して悪霊や鬼と対峙し、昼間から友人と酒を飲み交わし、浮世を離れた話に興じる自由人であり、その風貌はちょっとニヒルな白面の貴公子である。
一方、歴史記録に登場する彼は、「陰陽寮」という役所に勤め、国家の動向に関わる天文の動きを観測し、占いをたて、陰陽道の儀礼を執行する一官人。さらに彼が活躍したのは、60代後半から80代がピークであったという。
「老人でただの役人」が実際の姿ならば伝説はいったい、という疑問が好奇心をかき立てる。なぜ今、安倍晴明なのかというのも気になるが、どうやら現代人を取り巻く世相と大きな関係があるというから興味深い。彼の全貌を知りたいような知りたくないような。
そんなツボを、著者と晴明は意地悪く突いてくる。
―世界が注目する映画作家の半生記―
H・ダバシ、M・マフマルバフ著 市山尚三訳四六判 1890円(税込)作品社
映画『カンダハール』等で注目されたイランの映画作家マフマルバフの半生記。非合法の政治活動に身を投じた経緯、現今の世界情勢に対する見解等を詳細に語る。
「昔々、ある映画監督が……」では、映画監督として活躍する以前の生い立ちが語られる。若くして王制打倒の地下活動に身を投じたこと、警官を襲撃し逮捕された事件、刑務所で受けた拷問の方法等が、微に入り細を穿って説明される。イスラム革命での釈放後、暴力革命から文化的活動によるそれに自らの活動を転換した経緯が述べられる。後半では彼の映画理念が語られる。自作の解説や成立背景の説明、批評家としての顔も垣間見える。また、この後半部分には、イラン、イスラム社会全体への現状批判も多く含まれている。
「アフガニスタンについて」は、九六年から現在までの彼の活動について。『カンダハール』とこの作品が巻き起こした物議、最新作『アフガン・アルファベット』についてが彼自身の言葉で語られた、貴重な発言である。
ダバシによるマフマルバフ論併録、本人提供の貴重図版多数収載。
―比類なき生涯―
草間彌生著四六判 1680円(税込)作品社
強迫神経症に苛まれながら、五〇年代後半に単身アメリカに渡り、ダリやウォーホルらとの交流の下にハプニングの女王として一斉を風靡。今も前衛として世界に発信する、国際的造形作家の軌跡。乱交パーティと芸術創造の日々を赤裸々に描く、瞠目の自伝。
【目次】序/第一部・ニューヨークに渡って――前衛アーティストとしてのデビュー 1957〜1966/第二部・故国を去るまで――画家としての目覚め 1929〜1957/第三部・反戦と平和の女王となって――前衛パフォーマンスの仕掛け人 1967〜1974/第四部・私の出会った人、愛した人――G・オキーフ、J・コーネル、A・ウォーホル他/第五部・日本に帰ってから――日本から発信する世界のクサマ 1975〜2002
「人生は真実素晴らしいとつくづく思い、体が震えるほど、芸術の世界は尽きることなく興味があり、私にはこの世界しか希望のわく、生きがいのある場所は他にないのだ。そして、そのためには如何なる苦労をしても悔いはない。私はそのようにこれまで生きてき、これからも生きてゆく」
―“ニューヨークのお抱え道化師”を空前のスケールで描き出す―
ジョン・バクスター著 田栗美奈子訳四六判 5460円(税込)作品社
『ウディ・アレン バイオグラフィー』
アレンは、彼の作品と同じ慎重な計算によって正体が隠され、長年謎の人物とされてきた。本書は作家・映画監督・スターという三役で大成功し、芸術家として多くの作品を生みだした映画史上屈指の人物が、どんな道を辿ってきたかを徹底的に調べあげた。「リトル・トランプ」がチャップリンと全く別人だったように、映画に登場する「ウディ」は現実の人間とはかけ離れている。
彼の映画はウィットに富み、マンハッタンの典型的な人間達の抱える不安を風刺的に描いている。特に『アニー・ホール』『マンハッタン』『重罪と軽罪』等はコメディの傑作とされる。長年恋愛関係にあったミア・ファローとの間に生じた亀裂、彼女が養女にしたスンイとの情事が大々的に報じられた後も、映画作りの手腕も、ファンの熱意も、衰えることはない。
本書は、彼を鋭く解剖し、ユダヤ人に対して、性について、死について、彼の妄念、作品が世に与えた影響、そして何より、マンハッタンに住むエリート知識人たちのお抱え道化師としての役割について、明らかにしている。
―現代アナーキズムの先駆 獄中の手記―
ピエール=ジョゼフ・プルードン著 山本光久訳A5判 8190円(税込)作品社
プルードンは、現代アナーキズムの先駆者とされるフランスの社会思想家。一八〇九年に貧しい職工の家に生まれ、印刷所で印刷工、校正係をしながら独学する。四〇年『所有とは何か』で、一躍フランス思想界の寵児となる。しかし、四六年の『貧困の哲学』は、マルクスの『哲学の貧困』によって徹底的に批判された。二月革命後の四八年には国会議員となるが、ルイ・ボナパルトの政策を批判し、投獄される。六〇年に没するまでの晩年は不遇であったが、膨大な量の著作・手記を残した。
本書は、彼が逮捕後に獄中で綴った、二月革命批判の書である。政府とは、政治とはどうあるべきかを論じながら、四八年以前の政府の腐敗を糾弾する。しかし、自らもその思想的参照先となっていた二月革命にも批判の矛先を向け、高邁な理念を掲げた革命によって成立した政府が、旧体制と何ら変わらぬ、権力者のための政治を行う事を歎く。国家か、市民か、民衆か。「流産した二月革命」に投げ込まれた男が獄中から語る、ブルジョワジーへの激越な批判と、己が迷妄への痛切な懺悔。
08.04.21 ラテンアメリカは世界を変える!
08.03.21 お父さんのための「自立」支援講座
08.02.21 受賞図書!
08.01.21 家族って何?
07.12.21 地図と年表―不思議に満ちた世界
07.11.21 お父さんからの本の贈り物
07.10.21 明治―近代日本の出発点
07.09.21 もうひとつの古代ローマ
07.08.21 幽霊・お化け・妖怪の本
07.07.21 新ネットワークが社会を変える!
07.06.21 電車に乗って―書を持って、旅に出よう!
07.05.21 プロになる!
07.04.21 ぼくらの科学 生命 宇宙 数学
07.03.21 文章読本 愛と涙と感動を文字に
07.02.21 『それってどうなの?』
07.01.21 最近わたし疲れてます。
06.12.21 もっと笑いを! 大入り満員 大繁盛
06.11.21 ことばとともに味わう、写真の本。
06.10.21 となりのイスラーム ムスリムのありのままを知る
06.09.21 『1968年』の変革は、今どのような意味をもつのか
06.08.21 ペットと暮らして気づいた人生の意味… ペットと暮らす―愛すべきペットのすべて―
06.07.21 昭和と平成の歴史的結節、そして現在 近代天皇制を問い直す―その来し方・行く末
06.06.21 「下流」とは誰か―日本を蝕む格差社会
06.05.21やったぶんだけ深く楽しめます。何歳からでも遅くない。アート・学問への誘い
06.04.21身体と文化が交差する地点 性(セックス)とは何か 禁忌と好色
06.03.21旅大全―出会いと発見の宝庫
06.02.21“子どもたちの世界”に何が…
06.01.21現代に生きる和のこころ、伝統のわざ
05.12.21もうひとつの自伝・評伝
05.11.21大人のための絵本と童話
05.10.21「老い」をどう生きるか どう支えるか
05.09.21こだわりの食と酒と…
05.08.21動物のことをもっと知りたい
05.07.21東アジアの過去、現在と未来
05.06.21ビジネスの倫理〜会社は誰のものか?
05.05.21頁をめくれば家が建つ 理想の家
05.04.21戦後60年の人・暮らしとその精神
05.03.21躓いたって、叩かれたって、私の人生
05.02.21身近なナショナリズム
05.01.21散歩大全
04.12.21文化系のための科学入門
04.11.21キリスト教文化の謎と魅力
04.10.21環境の過去・現在・未来を考える
04.09.21家族とことばを交わしていますか 子どもも親も、元気になる本
04.08.21未知の帝国アメリカ
04.07.21昭和という時代を知る
04.06.21手から手へ伝承したい〈手仕事〉の世界
04.05.21不思議、おもしろ、驚き! おもしろ事典
04.04.21いま『食』の現在を読む
04.03.21生きる力としての宗教
04.02.21変貌するボランティアと福祉制度
04.01.21仕事と夢とプライドの調和
03.12.21私の世界理解元年
03.11.21絵と図の力――情報と解説の魅力
03.10.21定年前/定年後 定年してからが面白い!
03.09.21環境立国、環境経営ニッポン
03.08.21子供が自分自身を確立するとき こころとからだの「闇」からの脱出
03.07.21テロ、イラク戦争、有事法制…平和への道につなげたい
03.06.21「江戸開府400年」を読む
03.05.21ことばの世界を探る 日本語と時を過ごす…
03.04.21生き生きと生きるために
03.03.21おとなのための総合学習
03.02.21再生の叡智結集!
03.01.21凛とした精神の結晶
02.12.21伝承すべきこと、変わるべきこと
02.11.21素敵なあしたそして夢を
02.10.21web化一周年記念企画 いま、専門書・学術書がおもしろい! その装丁、その独自の世界
02.09.21一度限りの大切な人生
02.08.21傷ついた地球の未来は…
02.07.21もっと知りたい隣の国―韓国
02.06.21歴史に誘われて
02.05.21現実を見極め、錯覚からの脱出
02.04.21知恵と勇気を与える一冊
02.03.21学校が良くなる、教育が変わる
02.02.21新しいアジア像の創造
02.01.21この一冊から始めてみませんか
01.12.21富は日本人を豊かにしたか
01.11.21クリスマスに贈りたい本
01.09.21限りなく愛するとは…最も個人的な心の世界へ
01.08.21ゆっくりと日本を考えよう