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―ナショナリズムとは何か?―
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大澤真幸編四六判 3675円(税込)平凡社( この本のページ )
グローバル化の進展とともに、ナショナリズムは過去の遺物になるかと思われたが、実際には、むしろ国際政治において新たな復興を見せている。ナショナリズムとは何か、という問いはますます重要なものになっているのだ。
しかし、「ナショナリズム学」といった学問は存在しない。なぜだろうか。それはあらゆる近代的な人文諸学がすべてナショナリズムを前提としたナショナルな枠組みを持っていたからである。ナショナリズムが対象化され、学問的な研究対象として論じられるようになったのは、二〇世紀に入ってからに過ぎない。
「ナショナリズム学」といった学問がいまだ存在しない以上、ナショナリズムについて考えるには、主として二〇世紀に書かれたナショナリズム論を丹念に読み解いていくしかないのだ。
こうした趣旨から、本書では、ナショナリズム論の代表的な名著五十冊を選び、ナショナリズムとは何かという問いへのさまざまな応答を紹介する。それは、ナショナリズムという、奇怪で魅惑的な意識と現象にアプローチする最も信頼できるガイドであるはずだ。
―ますます光を放つデビュー作!―
小熊英二著四六判 3990円(税込)新曜社
『広辞苑』は、戦後半世紀近く経った一九九一年、第四版ではじめて「単一民族論」という言葉を収め、「一つの国が単一の民族によって構成されているという主張を含む言説。多くは事実であるよりも、神話やイデオロギーとして、政治的に用いられる」と説いた。
「日本人」の支配的な自画像への暗黙の批評といってよいが、「政治的に用いられ」てきたのは「多民族説」も同様である。
帝国として朝鮮を併合し、台湾を手中にした時代、日本の支配者も有識者も、あるいは日鮮同祖論を唱え、あるいは渡来人混合民族説を強調して、海外侵略、植民地政策を正当化した。
日本人単一民族説は、けして保守派の専売でもなければ、多民族説が進歩派の専売でもなかった。政治家も知識人もその時々の対外関係や政治状況に適合するように民族的アイデンティティを選びとり、自画像を書き換えてきたのだ。
初版刊行から十年、国家・民族をめぐる膨大な言説が演じてきた歴史のドラマを鮮烈に描いてますます光を放つ俊英のデビュー作。
―「国民の声」の正体は何なのか?―
高橋秀実著四六判 1890円(税込)草思社
沖縄の米軍基地、若狭の原発、諌早の干拓地、カルト教団にセクハラ事件に障害者問題……。日本のいたるところで、国家ないし権力を持つ「強者」が、「弱者」である無辜の民を苦しめている。いつの時代も泣きをみるのは善良な一般大衆ばかり――という「図式」を忠実になぞる形でメディアは現状を憂い、権力と鋭く対立しつつ報道活動を続けているが、さて、本当のところはどうなのだろう。
ということで、実際に問題の現場に確かめに行ってみたのが本書。するとどうも様子が微妙に違っている。たとえば沖縄では、報道陣が現地住民をなんとか「被害者」にしたがっているし、対立しているはずの住民同士が平穏な日常生活を営んでいたりする。
善悪・正邪二元論に嵌めてしまえば話は単純だが、現実はまことにややこしく絡み合っていた。
本質がねじれた「戦後民主主義」の名の下で、「国民の声」の主体が、じつは誰でもないという奇妙な事態が起こっている。混迷の度合いを増す日本社会の「実態」を否応なしに認識させられる話題の本。解説は村上春樹さん。
―“日の丸”・“君が代”を知る―
所 功著A5判 1050円(税込)東京堂出版
卒業式や入学式のシーズンになると必ず日の丸、君が代の強制問題が話題になる。国旗・国歌の問題は、すぐに「日の丸」「君が代」賛成か反対かというような極論に陥りやすい。我々には身近な問題として関心が高い表れであろう。しかし、広く世界をながめてみると世界の独立国のほとんどが特定の国旗・国歌を持っていることは事実であり、それを大切にする人々が多いことも現実の姿である。とすれば、日本の国旗・国歌をとりあげる際も、このような世界の実情をふまえて議論する必要があろう。国旗・国歌の指導強化は国家主義教育の復活であると批判する声も少なくない。一方的なナショナリズムをあおり立てるような傾向は断じて認め難いが、国際化時代を迎え、日本の国旗・国歌を大切にすると同時に諸外国の国旗・国歌をも尊重するインターナショナルな常識を養うことが今日では求められている。
本書では、史料に忠実な法制史家の著者が、世界各国の事例を紹介し、多くの史料を精査して国旗・国歌についての基本的な知識を整理したものである。日本国民必読の一冊。
―ナショナリズムの現在を読み解く―
マルコム・アンダーソン著、土倉莞爾・古田雅雄訳A5判 2730円(税込)ナカニシヤ出版( この本のページ )
ナショナリズムは国民国家と共に誕生し、第一次大戦終結を機に普遍的理念の一つとしての地位を獲得した。その後極端に変質したその一形態である、ナチズムやファシズムが第二次大戦で敗北したことでその信用を大きく失う結果となったため、近年ナショナリズムは「時代遅れで危険な思想」と見なされてきた。本書では、それでも今日なおナショナリズムは有効な理念であるとの立場から、新たなナショナリズム論を目指し多角的に議論を展開する。
例えば、マイノリティにおいてナショナリズムが再登場し、グローバル化によってもナショナリズムは消滅することなく、共存と反発を繰り返し息づいていることをも明示している。無論、七〇年代以降の移民問題を語る際にも、ナショナリズムは切り離せない。
本書はナショナリズムの起源を持つヨーロッパに焦点をあて、現代の問題に絡めて論じることで、二十一世紀のナショナリズムの姿を鮮明にしており、現代の国際問題やナショナリズムに関心のある読者には見逃せない一書である。
―リアリティのある歴史感覚を取り戻す―
坂本多加雄著四六判 1995円(税込)勁草書房( この本のページ )
「国家」について語ることが即ナショナリズムとして批判されるような風潮が、日本にはある。それは国際的にみて、当たり前のことだろうか。戦争体験を語ることは大切である。しかしそれを情緒的に捉えることに慣れすぎて、戦争と虐殺を区別する理性すら損なわれているのではないだろうか。
本書で著者が試みているのは、戦後日本で一般化したこうした国家観と歴史観を再検討することである。著者は、敗戦国ゆえの極端な「平和主義」によって、戦後の日本では「国家」や「国民」であることが直視されてこなかったと指摘する。「反戦平和」という題目を掲げることによって、その実、歴史に学び現実を見つめることが退けられ、一種の思考停止に陥っていたとするのである。
一九九五年から二〇〇一年までに発表された論稿と講演の記録を収録。二〇〇二年、五二歳の若さで急逝した故坂本多加雄の生前最後の著書となった。激動する国際政治のなかで日本人がリアリティのある「歴史感覚」を取り戻すことが必要とされている今こそ、読み返されるべき論集である。
―座右の銘は「汝の道を歩め」―
伊藤孝夫著四六判 2310円(税込)ミネルヴァ書房( この本のページ )
瀧川幸辰(たきがわゆきとき)をご存知でしょうか。すぐには分からない方でも、京大瀧川事件で追放された教授と言えば思い出す人も多いでしょう。あるいは黒澤明監督「わが青春に悔なし」の登場人物、八木原教授(瀧川がモデル)が戦後再び大学に迎えられ、万雷の拍手の中を歩む場面を思い起こす人もおられるでしょう。苦難を生きた人格者――映画を見た人にはそんな印象が残ります。
しかし本書で描かれる瀧川は、一匹狼で頑固、決して世間に流されず、周囲には迷惑な人物です。著書『刑法読本』が発禁処分になったのも、中央大学での講演が問題にされたのも、突き詰めれば彼の性格に起因すると思われます。
晩年、京大総長になった瀧川と学生運動とが衝突した際には、「ただ酒を飲むな」「フォーク・ダンスは認めない」等、一歩も譲らなかった、今となっては珍しいほど真っすぐな人だったようです。
そんな瀧川の生き方を軸に明治以来の大学自治の歴史を明確に描いた本書は、今、まさにゆれる構造改革と併せて大学の現状を身近に感じる一冊といえるでしょう。
―イーデンの苦悩を通して外交の神髄を活写する―
細谷雄一著A5判 3465円(税込)有斐閣
一九三八年、オーストリアを併合し、ズデーテンラントをも併合しようとするヒトラーに対し、英首相ネヴィル・チェンバレンは宥和政策をとり、ミュンヘンでの独伊首脳との会談に臨もうとしていた。このとき首相チェンバレンと対立したのが、若き英外相アンソニー・イーデンであった。
東西間の「冷戦」が加熱する一九五〇年代前半、三たび外相の座に就いたイーデンは、朝鮮戦争の休戦、西ヨーロッパの安全保障問題など、国際政治に一定の安定をもたらすべく奔走する。外交交渉を通じてそうした多くの問題に解決をもたらしたこの時期は、外交指導者イーデンの栄光の時であった。とりわけ五五年のジュネーヴ四大国首脳会談は、「外交による平和」をめざして緊張緩和外交を進めてきたイーデンにとって、その頂点をなすものであった。だが、そのころ彼は、長年の激務から来る病気に悩まされていた。
外交とは何か、平和とは何か。一九三〇年代から五〇年代にいたるイーデンの外交指導を通して、外交と外交指導者の本質、そして二十世紀の国際政治を考える。
―あらゆるレイシズムと闘うために―
竹沢泰子編A5判上製 3990円(税込)人文書院
人種は、多領域にわたって現在国際的に最も熱い関心を集める問題系の一つである。しかし日本においてその研究の蓄積は乏しく、アジアを含めて人種を相対化する試みは立ち遅れてきた。また自然科学と人文科学との対話は、ゲノム研究の進展がその重要性を高める一方、困難なものとなっている。
本書は、新たな共通語としての人種概念をめぐり、その歴史的検証と包括的理解に向けて、人文科学と自然科学の研究者がはじめて協働した画期的成果である。圧倒的な西洋ヘゲモニーがもたらす狭隘な人種理解に対し日本、アジア、アフリカから、地域を超えた強烈なオルタナティヴを呈示する。
例えば、インドのカーストとアフリカの紛争、黒人差別と部落差別、ナショナリズムと人種主義という一見異質な事象を同じ土俵で論じることで、通底する何かが見えてこないだろうか。
人種が社会的構築物にすぎないと了解されながら、なぜ現実にはかくもリアルに存在するのか。これは問題提起の書であり、遺伝決定論から新人種主義まで、あらゆる差別に対する挑戦の書である。
―韓国人外交官が見たニッポンの姿―
朴 承武著B6判 1890円(税込)東海大学出版会
隣国でありながら、日本と韓国は歴史的事件によるわだかまりが多く、『近くて遠い国』だった。
ところが、二〇〇二年のワールドカップ共催を機に、両国の交流が急速化し、「韓流ブーム」はいまや日本の社会現象である。
駐日韓国大使館公使の朴承武氏は、両国が真に友好的な関係を築いていくためには、二国間の経済文化交流の活発化にとどまらず、正しい相互認識が必要であると考えている。
一昨年、韓国では日本人の実像が伝えられていないという思いから、氏は通算十一年の駐日経験をもとに、韓国人向けに日本と韓国の文化論を紹介。その著書を日本人向けに大幅に加筆したもの。
テーマは、居食住、宗教、祭り、歴史、政治などさまざまな角度から比較検討されている。タイトルの『ソンビとサムライ』は、韓国も日本もかつて「士農工商」という社会序列があったが、韓国の士(ソンビ)が学識と品格を持った人に対する尊称であったいっぽう、日本ではサムライという意味。
両国の違いを理解できるほか、日本人の文化論としても興味深い。
―戦後最大の政治決断の成果と問題点―
柿谷哲也、菊池雅之著四六判並製 1995円(税込)三修社( この本のページ )
総選挙の実施で、イラク関連のニュースが、久しぶりにテレビ・新聞紙上を賑わしたが、そこで活動している自衛隊のことが報道されることはなかった。派遣の是非を問う議論がおこっていたのも過去のこととなってしまっている。以下は本文「まえがき」から。
「本物の攻撃」を受けたサマワの自衛隊員が「努力」と引き換えに得るイラク国民の「信頼」は、紀元前三千年前から続くイラクの歴史に、確実に刻まれる。その意味の深さは、日本の歴史教科書に書き込まれる「平成16年1月 自衛隊イラク派遣される」と何が違うのか、日本人にとってどのような意味があるのか、日本国民はもう一度それを考える必要がある。その答えは個人個人で異なるはずで、また、この本にはその答えが書かれているわけでもない。ただ、現状でサマワから伝えられるニュースが少なくなっている現在、この本が少しでも何かの参考になれば、この本に携わった一人として幸せである。
第1部 激動のイラク派遣
第2部 北の国から砂漠の国へ
第3部 国際貢献の現実
―日本人思想の見事な要約(鶴見俊輔氏評)―
守田志郎著B6判 1800円(税込)農山漁村文化協会)
鶴見俊輔氏は本書に寄せた解説で「ここには日本人の思想についての見事な要約がなされている」と評した。
「むら」、それは鬱陶しくもありがたい、人びとの心の拠り所だ。巨大化のなかで人が軽小化していくという都市的な、工業的な状況。人びとの値打ちを軽く小さくしながら、そのことによって大きくなっていく都市に比べるならば、「むら」というものは他人の値打ちを小さくしたり傷つけたりすることもなく、人を一人ひとりの人間として、それぞれに暮らすその地に生活を根ざさせてくれる静かな、しかし確かな存在だ。
今、大都市に住む人びとも一世代か二世代もさかのぼれば根はむらびと。胡散臭い「国家」レベルからモノを考えるのをしばし休み、私たちのふるさとの有り様からアイデンテティーを考えてみてはどうだろうか。
ひたすら国家の威容や利潤の極大化を目指し、各国各地域の文化と衝突をくり返しながら「人の値打ち」を小さくしていく地球大の喧噪に、「むら世界」の、小さいがゆえの確かな息づかいが対置された静謐な名著である。
―「この国の誇り」は!?―
黄 文雄著四六判 1575円(税込)徳間書店
戦後日本では、愛国心がタブーとなってきた。日本の国旗や国歌は戦前・戦中における「アジア侵略」の象徴とされ、いまなお公立の小学校や中学校などで、掲揚や唱和が問題視されている。
そして、日本および日本国民は、つねに過去の反省・謝罪を求められてきた。しかもそれは、中国・韓国から要求されるばかりではなく、自国民ですらそれを当然のことと思わされてきたのである。
要するに日本人は平和主義という名の国家否定の嵐の中で、国を愛する心を失ってしまったのである。もちろんそれは自然消滅したのではなく、奪われたのだ。その結果、いまや「日本限定無政府主義」が流行、横行している。
いったい誰が日本の国と民族をダメにしてきたのかを、そろそろ日本人もはっきりと知るべきだろう。そしてそれにいかに対処、対決するべきかを真剣に考えるべきではないのだろうか。
「はじめに」より抜粋
かつて世界を魅了した「この国の誇り」は誰に消されたのか!?国民を欺き続けた自虐まみれの「平和主義」の正体を知ろう。
―改憲論議盛んな今、全日本人必読の書―
鈴木昭典著四六判 2625円(税込)創元社( この本のページ )
さきの参議院選挙で、「民が主役」を標榜する民主党の若手議員が、「憲法は国家を統治する手段ですから(不都合があればどんどん変えるべき)」と発言していた。ぜんぜん違う! 本書を読めばわかるとおり、憲法とは「暴走する権力者を縛る鎖」なのである。
イギリスのマグナ・カルタが、十三世紀の国王ジョンの数々の失政をきっかけに発布されたように、権力側が大失敗を犯したとき、国民側の権利を拡大し、それを明文化する、それが憲法の起源であり本質だといえる。
本書では、第二次大戦という未曾有の悲劇の後、平和を求める世界的潮流の中で、GHQ内の理想主義者たちがわずか九日間で日本国憲法を執筆していく様子がスリリングに描かれている。
アメリカ人が書いたからダメという議論は、同じ時期、日本側が用意していた憲法案がいかにお粗末なものだったかを読めば、いとも簡単に粉砕されてしまうだろう。こうした憲法を持てて、戦後六十年の日本はいかに幸福だったか。あらゆる憲法改正論議の出発点となるべき一冊である。
―あしたのジョーを泣かせるな―
高橋哲哉×斎藤貴男著四六判 1470円(税込)晶文社
建前にせよ、平等に基盤をおく社会ではなかなか戦争はできない。兵士を確保する階層社会と、自国を絶対視する愛国心が整ったとき、戦争は遠くないだろう。
自衛隊がイラクに派遣され、憲法改正が迫るこの時代をどう見るか。私たちが空気のように育った戦後の「平和と平等」の理想はどこへ行ってしまうのか。昭和三〇年代生まれ、団塊〈直後〉世代の哲学者とジャーナリストが、生い育ってきた戦後の時間に背を押されるようにして語り尽くした。
今の状況と一〇年前のちがいを一言でいえば、「強者の論理」に居直るということだろう。一方に弱肉強食の新自由主義。他方に強い国家を求める国家主義。前者は自由化を謳い、後者は統制を求めるゆえ、両立しないように見える両者がワンセットで進んでいる。
自分さえよければよいという生活保守主義は、やがて自分たちにはねかえるだろう。このまま行っていいのだろうかと思っている人も多いはず。今ならまだ間に合うかもしれない……。
愚直なタイトルの向こうに、時代の危機と希望を告げる一冊。
―世界的な視野で、21世紀の「歴史認識」を探る―
高橋哲哉編A5判変型 2100円(税込)作品社
政治的圧力によるNHKの「従軍慰安婦」番組の改変問題、日の丸・君が代の学校への「強制」問題、小泉首相の靖国参拝へのアジア諸国の猛反発、そして新しい歴史教科書問題……。二一世紀に突入した今日でも、日本では「歴史」は過去の問題とはなっていません。それどころか、日本の「歴史認識」は、これからのアジアとの関係づくりにおいて避けては通れない難問となっており、毎年、さまざまな論争・論議がくり広げられています。
またその一方で、世界に目を転じれば、脱冷戦―グローバリゼーションによる変化を背景に、世界・アジアにおいても、ネオナショナリズム・歴史修正主義・新自由主義……など様々な現象が巻き起こり、歴史認識が大きく転換しようとしています。
本書は、日本の「戦争/戦後責任」論議を総括し、さらにアジア・世界における「歴史認識」をめぐる論争・論議を詳述しながら、二一世紀の「歴史認識」を探る、初めての画期的入門書です。
―地球を散歩―
南里章二著A5判 2835円(税込)ナカニシヤ出版( この本のページ )
散歩はいい。ほんの少し足を延ばすだけで、常に新たなふれ合い、発見がある。旅行もまた一種の散歩と言えるだろう。
本書の散歩は、スケールが桁外れである。何しろ地球上の全独立国192ヶ国(二〇〇四年五月現在)を歩き回った記録なのである。
高校で世界史を教える傍ら、日本アフリカ学会、日本砂漠学会、日本山岳会の会員でもある著者が、夏休みを利用して行くは行くは、まず、憧憬のシルクロードを旅し、ヒマラヤを踏査紀行。赤道直下の氷河に挑んだ後は、サハラ砂漠の横断。南米大陸を東西南北縦横無尽に駆け抜けて、太平洋の島々を渡り歩き、中東、アジア、ヨーロッパの歴史を辿る。
30年にわたる冒険・探検・登山・旅行・調査を一挙公開した本書は、いながらにして世界中の人々と関わり、悠久の歴史に思いをいたす散歩が楽しめるお勧め本である。余計なものは必要ない。要るのは、ほんの少しの感受性と想像力。
最後に愚問を一つ。世界192ヶ国のうち、さてあなたはいくつ名前を知っていますか?
08.04.21 ラテンアメリカは世界を変える!
08.03.21 お父さんのための「自立」支援講座
08.02.21 受賞図書!
08.01.21 家族って何?
07.12.21 地図と年表―不思議に満ちた世界
07.11.21 お父さんからの本の贈り物
07.10.21 明治―近代日本の出発点
07.09.21 もうひとつの古代ローマ
07.08.21 幽霊・お化け・妖怪の本
07.07.21 新ネットワークが社会を変える!
07.06.21 電車に乗って―書を持って、旅に出よう!
07.05.21 プロになる!
07.04.21 ぼくらの科学 生命 宇宙 数学
07.03.21 文章読本 愛と涙と感動を文字に
07.02.21 『それってどうなの?』
07.01.21 最近わたし疲れてます。
06.12.21 もっと笑いを! 大入り満員 大繁盛
06.11.21 ことばとともに味わう、写真の本。
06.10.21 となりのイスラーム ムスリムのありのままを知る
06.09.21 『1968年』の変革は、今どのような意味をもつのか
06.08.21 ペットと暮らして気づいた人生の意味… ペットと暮らす―愛すべきペットのすべて―
06.07.21 昭和と平成の歴史的結節、そして現在 近代天皇制を問い直す―その来し方・行く末
06.06.21 「下流」とは誰か―日本を蝕む格差社会
06.05.21やったぶんだけ深く楽しめます。何歳からでも遅くない。アート・学問への誘い
06.04.21身体と文化が交差する地点 性(セックス)とは何か 禁忌と好色
06.03.21旅大全―出会いと発見の宝庫
06.02.21“子どもたちの世界”に何が…
06.01.21現代に生きる和のこころ、伝統のわざ
05.12.21もうひとつの自伝・評伝
05.11.21大人のための絵本と童話
05.10.21「老い」をどう生きるか どう支えるか
05.09.21こだわりの食と酒と…
05.08.21動物のことをもっと知りたい
05.07.21東アジアの過去、現在と未来
05.06.21ビジネスの倫理〜会社は誰のものか?
05.05.21頁をめくれば家が建つ 理想の家
05.04.21戦後60年の人・暮らしとその精神
05.03.21躓いたって、叩かれたって、私の人生
05.02.21身近なナショナリズム
05.01.21散歩大全
04.12.21文化系のための科学入門
04.11.21キリスト教文化の謎と魅力
04.10.21環境の過去・現在・未来を考える
04.09.21家族とことばを交わしていますか 子どもも親も、元気になる本
04.08.21未知の帝国アメリカ
04.07.21昭和という時代を知る
04.06.21手から手へ伝承したい〈手仕事〉の世界
04.05.21不思議、おもしろ、驚き! おもしろ事典
04.04.21いま『食』の現在を読む
04.03.21生きる力としての宗教
04.02.21変貌するボランティアと福祉制度
04.01.21仕事と夢とプライドの調和
03.12.21私の世界理解元年
03.11.21絵と図の力――情報と解説の魅力
03.10.21定年前/定年後 定年してからが面白い!
03.09.21環境立国、環境経営ニッポン
03.08.21子供が自分自身を確立するとき こころとからだの「闇」からの脱出
03.07.21テロ、イラク戦争、有事法制…平和への道につなげたい
03.06.21「江戸開府400年」を読む
03.05.21ことばの世界を探る 日本語と時を過ごす…
03.04.21生き生きと生きるために
03.03.21おとなのための総合学習
03.02.21再生の叡智結集!
03.01.21凛とした精神の結晶
02.12.21伝承すべきこと、変わるべきこと
02.11.21素敵なあしたそして夢を
02.10.21web化一周年記念企画 いま、専門書・学術書がおもしろい! その装丁、その独自の世界
02.09.21一度限りの大切な人生
02.08.21傷ついた地球の未来は…
02.07.21もっと知りたい隣の国―韓国
02.06.21歴史に誘われて
02.05.21現実を見極め、錯覚からの脱出
02.04.21知恵と勇気を与える一冊
02.03.21学校が良くなる、教育が変わる
02.02.21新しいアジア像の創造
02.01.21この一冊から始めてみませんか
01.12.21富は日本人を豊かにしたか
01.11.21クリスマスに贈りたい本
01.09.21限りなく愛するとは…最も個人的な心の世界へ
01.08.21ゆっくりと日本を考えよう