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5月から池袋本店、大阪本店、三宮店、京都店、広島店、福岡店の出版ダイジェスト特集コーナーにてオリジナルフェアの本がご覧いただけるようになりました!
―古地図付きガイドで東京を行く―
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A5判 1680円(税込) 淡交社( この本のページ )
平成のご時世にお江戸の町を歩いてみたい? そりゃ粋だけどちぃとむつかしい――…てことはないのです。この本を勝手に、お江戸東京の、歴史と文化のおもかげを訪ねましょう。
東京からTokyoへ激しく相貌を変えても、この町の根っこはいつだって江戸にあります。本書は、「安政六年(一八五九)須原屋茂兵衛蔵版」古地図と、そのエリアに該当するマップを眺めながら、楽しくお江戸歩きが出来ます。江戸時代に創業し、伝統の味と技を伝える店もあわせて紹介し、神社仏閣を訪ねながら、江戸時代から続く店や職人仕事、土産物、庭園、遺跡跡地や自然など、ふんだんにお江戸を満喫してください。
古今二つの地図を見比べ訪ねる建物や目印の面白さに加え、その変貌ぶりを知って楽しむことも魅力。歴史もの大好き、史跡散策大好きな人におすすめです。
各ガイドのテーマは、「江戸城と将軍家ゆかりの寺」「大名屋敷と大名庭園」「神社仏閣」「江戸の華―祭り」「市中物見遊山」。番外として、「日本橋の老舗をたずねる」を収録しました。
―実際に歩いた道を辿り、その主張に迫る―
海原 徹著 A5判 5040円(税込) ミネルヴァ書房( この本のページ )
「淡々とした言葉の向こうから、今日の同時代人のように立ち上がってくる松陰がいる」とは詩人の長田弘氏。(朝日新聞、二〇〇三年六月三日夕刊)
三〇年たらずの短い生涯の間に、東北から九州までを何度も歩いて旅をしたそのおどろくべき行動力。松陰をめぐる状況は当時、困難につぐ困難。藩籍を失い、後ろ楯を無くしても、国事犯として追われても、なお意気軒昂の人であった人柄。そんな吉田松陰のことを、長田氏は、自ら寅次郎と名乗っていたことから、映画の車寅次郎になぞらえて「幕末の寅さん」と呼ぶ。
彼を旅に駆り立てた理由や動機は一体何だったのか。旅の中で何を見てとり、何を経験したのか。旅から学んだものが、彼の主張や行動にどのように反映されていったのか。本書はその謎に迫る。
「彼が歩いた道筋を私自身の足で歩いて見る。彼が草鞋を脱いだ旅宿を探しあて、教えを乞うた学塾の跡に佇むと、旅日記や手紙に記された出来事が、昨日のことのように甦り、雄弁に語りかけてくる」と著者は言う。
―水彩で軽妙に描く江戸の面影―
小川幸治著 B5判変型 2625円(税込) 日貿出版社
徳川家康が江戸と京都を結ぶ東海道に宿駅制度を定めたのは、今から約四百年前の慶長六年。弥次さんと喜多さんの滑稽な漫遊旅行『東海道中膝栗毛』でも知られるこの道は、江戸の日本橋から京都の三条大橋まで全長四九二キロの風光明媚な街道で、広重の浮世絵版画にもあるように、町並・川・海・湖・山・峠・橋・渡し・城・寺院・神社・並木・名所・旧跡・宿・名物・名産……そして霊峰富士山と、絵の題材には事欠かない。
これまで東京の風景をテーマとした独特の水彩画で好評を博す著者は、かねがね東海道を歩いてスケッチをしたいと思い続けていたが、江戸四百年を機に三年にわたる五十三次取材の旅に出た。そこには意外にも、まだまだ江戸のたたずまいを残す建物、当時からの伝統、風俗、習慣、文化などが残されていて再発見できた。
本書はその旧街道の面影や、変わりゆく今の景色などを併せて軽妙な筆遣いで描き、往時の旅を回想すると共に、宿場ガイドや沿道の風景写真などを交えて紹介した見て読んで楽しい平成版の東海道五十三次・旅の絵本ガイド。
―「奥の細道」を読む好書!!―
麻生磯次著 A5判 各1260円(税込) 明治書院
「江戸開府四百年」、いろいろな催しに“奥の細道”を巡る旅なども企画されている。本書は「奥の細道」を全文掲載し、現代語訳に懇切丁寧な解説を施したもの。初めて読む人にとっても、ふり仮名付きで訳も平易で読みやすい。またよく知っている人でも、芭蕉の句の推敲や実際の行動についての考察など、興味深い説明となっている。四分冊になっていて、『1 日光路』は、旅立ちの“漂泊の思い”から日光を経て“白川の関”まで。『2 奥州路』は、“須賀川”から松島を経て“石巻”まで。『3 出羽路』は、““平泉”から立石寺、最上川を通って“象潟”まで。『4 北陸路』は“越後路”から市振・金沢を経て、最終目的地“大垣”までを収める。まずなによりも、ご存知の名句が到るところに出てくる。“閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声”“夏草や 兵どもが 夢の跡”などなど。そして前後の文を読んでいくと、その句に到る過程や情景が更に印象深くなる。本書は麻生磯次著『奥の細道講読』を四分冊にしてハンディーサイズにリメイク。旅の友にも、お薦めの四冊です。
―今こそ身近に感じる江戸の暮らし―
大石慎三郎他監修 B5判 10,000円(税込) 農山漁村文化協会( この本のページ )
「今が弥勒の世なるべし」。戦乱の日々が終わり、一大経済成長が始まった開府まもなくの言葉です。その後約二五〇年、平和で環境保全型の国内自給経済を成熟させた江戸時代に、海図なき現代の指針を探してみましょう。
世界最大の都市・江戸の暮らしを、現在の東京都庁の部局になぞらえて描いたのが本書です。
【目次より】第一章 大江戸シティー・プラン(都市構想とインフラ)/第二章 大江戸セキュリティー・システム(治安・防災・厚生)/第三章 大江戸ビジネス・タウン(産業)/第四章 大江戸バックグラウンド(農山漁村)/第五章 大江戸ルネッサンス(学問と芸術)/第六章 大江戸ビジターズ・アイ(外国人の江戸観)/第七章 大江戸ライフ・スタイル(暮らし百態)/第八章 大江戸アミューズメント(物見遊山)/大江戸四季の音巡り(付録CD) 都道府県別に江戸時代の暮らしを描いたシリーズ「江戸時代 人づくり風土記」の一冊です。あなたの出身県の巻と読み比べて、江戸と地方それぞれのよさを発見してください。
―江戸の風俗 大百科図典―
伊藤晴雨著 宮尾與男編注 B5判 6090円(税込) 国書刊行会
伊藤晴雨と言えば、おどろおどろしくエロチックな「責め絵」で一部の好事家に愛好される画家という印象が強いが、彼自身はその本業を江戸の風俗や芝居、見世物を描き、考証していくことだと常に公言し、実際数多くの貴重な資料を残したのであった。
本書はその晴雨の画業の中でも質量共に白眉と言える稀覯本『いろは引き 江戸と東京 風俗野史』全六冊を一冊に合本し完全復刻、判読しづらい部分は一部翻刻し、さらに各頁に編者による詳細な注を付したもの。
いかものの見世物、町に溢れる様々な行商の姿、珍奇な玩具、不可思議な迷信の数々……それらの息づく江戸という豊饒な生活世界を博物学的細密さで描ききったこの名著には、彼が丹念に収集した江戸・明治の庶民文化の全てが詰め込まれているのである。
今回はさらに、一般には初紹介の一枚刷り絵集「稿本 江戸と東京風俗野史図絵」と、傑作『江戸の盛り場』をも併録し、晴雨独自の画業を一冊にまとめた決定版とした。読んで愉しく、資料的にも有益な一冊である。
―最新成果を盛り込んだ初の事典―
竹内 誠編 A5判 6090円(税込) 東京堂出版
二六五年間にわたり続いた徳川幕府は、諸大名をはるかにしのぐ財政力と軍事力を基礎に、緻密な支配体制を確立し、武家政治史上もっとも高度に組織された武家政権であった。
本書は、開府四〇〇年を迎え一般の関心が高まるなか、徳川幕府の基礎的事項を網羅し、その全体像をとらえるべく編集された初めての事典である。
項目は幅広い領域から収録し、「将軍と大名・家臣団」「江戸城」「幕府の職制」「幕府政治と国家体制」「幕府の財政」「幕府の文書行政」「幕府の司法警察制度」「幕府の社会政策」の八領域に分け、その中を細分した三十八の項目分類のもとに三五〇項目を解説。記述については具体像が描けるよう配慮し、理解と幅広い直接的な知識を得ることができるよう主要な参考文献・論文を掲げた。
本書の特色は、近年著しく進展をみせている幕政史・幕藩関係史・儀礼論などの成果を積極的に取り入れ、第一線で活躍する研究者四十七名が現在の徳川幕府研究における最新・最先端の成果をあますところなくコンパクトに集成。
―巨大都市〈江戸〉の実像に迫る―
西山松之助ほか編 A5判 4893円(税込) 弘文堂( この本のページ )
江戸は「お江戸」と敬称付きで呼ばれた世界にも類をみない特異な都市であった。
都市的伝統のない新天地に、将軍の居城たる江戸城を中心に据えた新しい都市計画のもと、全国の総城下町として発足した江戸には、やがて全国の大名が参勤し、その家族が集住し、それに伴って各地から商人や職人が出稼人として入り込み、三世紀近い平和な時代の空気の中で多彩で自由な都市空間が創り上げられた。
将軍から最下層の庶民に至る多様な人間が織りなす日々の営みの中から、「江戸ッ子」と呼ばれる独特の人間類型が生まれ、江戸歌舞伎、浮世絵、川柳、洒落本などの独創的な文化も形成された。
「山の手と下町」「八百八町」「武家のくらし」「町奉行と岡っ引」「町方の人別」「札差と江戸店」「通といき」「祭と開帳」「川開きと酉の市」「江戸紫」「聖堂と寺子屋」「本と浮世絵」「武鑑と読売」「芝居と遊芸」「吉原と岡場所」「火事と喧嘩」――編者独自の切り口で、江戸の町と人間と文化を描いた定評ある大事典の普及縮刷版である。
―資料蒐集の地平を拓く―
山下恒夫編纂 四六判上製 1〜3巻各9975円(税込) 4巻10,500円(税込) 日本評論社( この本のページ )
ペリー来航に先立つ五十年、エカテリーナ号の来航こそ、開国の曙光であった。はるかに対峙するエカテリーナ女帝と大老松平定信。巨視的には日本進出をはかる英露の漂民の身柄をめぐる確執。幕閣においては定信の権威の消長。事件の背景としての伊勢と江戸を結ぶ廻船とその物流ネットワーク。微視的には光太夫たちの遭難と冒険の実相と彼らを迎え入れたロシア社会と人間模様、さらには光太夫礒吉の帰国後の暮らしぶりから交友関係まで。多くの新発掘資料により俗説虚妄に光をあて、今日の日露関係の原点たる神昌丸遭難事件の全容を日露双方の視点から鳥瞰する。
[全四巻の構成]
第一巻 開国のあけぼの・ロシアの黒船蝦夷地に出現す
第二巻 漂流と漂泊の十年 アレウト列島からシベリアへ、そしてペテルブルグ
第三巻 伊勢二漂民の懐旧談・ロシア資料
第四巻 郷土と江戸の史跡と史実・絵画史料
第一巻〜三巻 各9975円(税込) 四巻10,500円(税込)
■全四巻完結!
―「江戸」と「東京」の400年を解説―
A5判 5040円(税込) 三省堂( この本のページ )
江戸開府以来400年の「江戸」と「東京」を解説した、唯一の都市学事典。江戸東京を読み解く1100項目を立項。歴史・経済・文学・建築など264名の専門家が執筆。カラー200点、モノクロ500点、表・グラフ100点の図版を掲載。合計34頁の人名索引・事項索引つき。1987年12月10日発行の『江戸東京学事典』の新装版。今回、江戸開府400年を記念して新装版として再刊。「江戸東京の地誌」(184頁分)を削除し、年表や東京ブックガイドなどの付録部分を増補、判型をA5判に縮小。
●構成 都市空間 都市のイメージ/自然史と地形/江戸前史/江戸城と城下町/水の都ほか
首都江戸東京 世界の中の江戸東京/三都比較ほか
江戸東京の日常 江戸東京考古学/生活意識/家族/衣る/食べる/住む/経済生活ほか
都市文化 コミュニケーション/江戸ことば・東京ことば/学びの空間/学問と芸術/年中行事ほか
災害と病い 地震・噴火・津波/関東大震災/風水害/火事ほか
付録 東京の行政区画変遷表/江戸東京の地図ほか
―春画を通して読む江戸庶民の生活―
林 英夫・岡田芳朗・吉原健一郎ほか著 A4判 各5040円(税込) 作品社
ハレとケのはざまで、猥雑、奔放な性を謳歌した江戸人……。
季節には彩りが、暮らしには香りがあった。
歴史・民俗学から美術史に亘る多彩な執筆陣による、初めての春画歳時記。浮世絵春画でひもとく江戸庶民の生活百景!
特色
一・本邦初公開の名品を含め、浮世絵春画四〇〇余点を、春夏秋冬に分けて一挙公開。
二・浮世絵春画に登場する男女のしぐさや表情、着物の柄や色合い、女性の髪型や化粧道具、さらに戸外に広がる町の風情や折々の風物など、作品のディテールを斯界の第一人者が読み解き、江戸の風俗、庶民の暮らしの息づかいまでを探ろうとする初の試み。
三・暮らしの中のタブー、しきたり、歳時情報などを月ごとに集めたユニークなコラム「江戸ごよみ」を紹介。
四・江戸期を代表する性風俗の指南書『女貞訓下所文庫』『枕童児抜差万遍玉茎』『開註年中行誌』『華のあり香』の四篇を解題、読みくだし付で紹介。
―息づく職と職人の魂―
出山健示文・水谷 充写真 A5判変型 各2205円(税込) 二玄社
三年余にわたって現場に通いつめ、徹底した取材と撮影をとおして東京の職と職人の現在を臨場感豊かに伝える“職人の写真集”。
衣(藍染め・黄楊櫛など)、食(江戸切子・金物など)、住(指物・江戸風鈴など)、遊(三味線・和竿など)、祭(神輿・宝船熊手など)――と、五つのテーマ別に各巻七職、全三十五の職と職人がとりあげられている。
伝統に培われた職の現場の濃密な空気と仕上げられた至芸の作品を満載するとともに、職人たち自身の奥深い生きた言葉を織り込み、また、各職の歴史、製作工程も精緻な図入りで紹介する。
「この取材で出会った職人たちは熟練の手技と継承された心でモノを生み出している。そしてそれらは過去の遺物ではなく、紛れもなく今、必然を持って存在している。」(第一巻撮影後記より)
たしかに失われつつある伝統工芸の世界ではあるが、しかしそこにはまた、したたかな日々の営みとして、職の技と職人の魂が息づいている。写真に収められた職人の横顔に、書き留められた言葉の断片に、胸を衝かれる。
―酒楽の良寛―
伊藤宏見編著 四六判 2940円(税込) 文化書房博文社
酒を愉しむ良寛には、豊酒・寿ぎ酒のこころが、古事記の世界から伝わっていて、これを、良寛の酒楽ひといいます。
また本書は、良寛の精神医学からの観点や、老いの問題との向ひあい、更には、近代歌人への影響、真言密教とのかかわり、行脚の生涯についてもくわしく語っている。
* *
そして、ここに、江戸時代末期に生きた、一地方の良寛の世界を少しでも、のぞいてみようとする人々も、きっと多かろうし、且つまた増加することでもあろう。このままでは、文明社会が却って人類を滅茶滅茶にしてしまう恐れがあります。この文明社会の欠落の部分を補う知恵を得るためには、良寛を学ぶことがもってこいのものであろうと思う。良寛には日本人の築いた真価があるように思うし、人々の心の方向に、ゆとりある豊かさを齎らしてくれると思う。人々は良寛を学ぶことで、行きすぎた文明社会に、一つの歯止めをかけてくれるのではないかと期待するのである。
(「はしがき」より抜粋)
―水路と人の密度とその都市の魅力―
渡部一二著 B5判変型 3150円(税込) 東海大学出版会( この本のページ )
昭和四十年代のはじめごろから、東京のあちこちで川の姿が大きく改変されていく様相を感じはじめました。
このままでゆくと日本の都市の川は、駄目になってしまう。魚や虫を追いかけ回した川、水泳や水遊びのできた川、散歩、花見、井戸端会議、ほたるや花火の観賞を楽しめた川……など、川を媒介とした生活の潤いや風物詩が消えはじめた。私の少年期を育んでくれた故郷(愛媛)の川もその姿を変えてしまうのではないだろうかと思ったりした。
水路にとらわれて十数年間あるいているうち、水路と人との関わりが濃密なところほどその都市に魅力があること、都市計画やまちづくりの基盤には、道路よりまず川を選ぶべきだという実感を得ることができたのである。
先人が培ってきた水路空間を開放し、蘇生させ、そこに住まう人が水の恩恵をうけられる環境をつくりあげ、将来にわたって住みつづける人びとに、すぐれた水の文化を損なうことなくゆずり渡したいという意図をこの書にこめた。
(「序にかえて」より抜粋)
―宿場を往き交った人間模様―
楠戸義昭著 四六判 2415円(税込) 三修社( この本のページ )
今年からちょうど四百年前、慶長八年に開削によって人工川の日本橋川が江戸の中心に生まれ、日本橋が架けられました。翌年には日本橋を起点とする東海道、中山道などの幹線五街道が整備されはじめ、参勤交代の制度が確立されるにともなって全国にしっかりとした街道網が広がっていきます。また幕藩体制のもと、各藩は領内の道路を拡充して、人と物との交流を活発化させます。江戸時代も後半になると「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんに代表されるように、旅する庶民が街道にあふれるようになります。街道は人と人との交流を促し、生活の糧を運ぶ使命を負って、発展していったのです。
本書は五街道を中心に、全国津々浦々の宿場やその道筋で展開された人間ドラマを紹介し、同時に街道がどんな役割を果たし、どのような日本史をつくり上げてきたかを探っていきます。また「戦い」「古代」「食とモノ」など多面的な視点からも街道を読み解いています。本書で街道がその時代々々を写す、見事な鏡であることに感心することでしょう。
―ドラマ『大奥』がわかる―
由良弥生著 四六判 1890円(税込) 原書房
江戸城大奥といえば、陰謀うずまく後宮という視点で語られがちなもの。しかしそこは単なる将軍の寝所などではなく、政治にさえ影響を及ぼす場であった。なにより千人もの女たちが勤める、武家社会の重要な一翼であった。
大奥女中たちは奉公に上がる際、大奥の内情をいっさい口外しないと誓詞血判させられる。つまり当時においても、内幕は知られざるものだったため、人々は大いに興味をかきたてられた。そのため想像で書かれた草双紙が競って読まれたのだった。
明治維新後、かつての奥女中たちは、やっと大奥について語りはじめる。その聞き取り調査から編まれた多数の資料を丹念に読みとき、「江戸のキャリアウーマンとしての大奥女中」の生活をいきいきと描き出したのが本書である。
彼女たちは何を思い日々の勤めをはたしたのか。身の上、職務・収入・出世の方法から服飾・趣味・娯楽まで、宮仕えの女たちの仕事と覚悟と喜びをこまやかに描く。
話題のドラマ『大奥』の舞台裏がわかる、知られざるエピソード満載の歴史エッセイである。
08.04.21 ラテンアメリカは世界を変える!
08.03.21 お父さんのための「自立」支援講座
08.02.21 受賞図書!
08.01.21 家族って何?
07.12.21 地図と年表―不思議に満ちた世界
07.11.21 お父さんからの本の贈り物
07.10.21 明治―近代日本の出発点
07.09.21 もうひとつの古代ローマ
07.08.21 幽霊・お化け・妖怪の本
07.07.21 新ネットワークが社会を変える!
07.06.21 電車に乗って―書を持って、旅に出よう!
07.05.21 プロになる!
07.04.21 ぼくらの科学 生命 宇宙 数学
07.03.21 文章読本 愛と涙と感動を文字に
07.02.21 『それってどうなの?』
07.01.21 最近わたし疲れてます。
06.12.21 もっと笑いを! 大入り満員 大繁盛
06.11.21 ことばとともに味わう、写真の本。
06.10.21 となりのイスラーム ムスリムのありのままを知る
06.09.21 『1968年』の変革は、今どのような意味をもつのか
06.08.21 ペットと暮らして気づいた人生の意味… ペットと暮らす―愛すべきペットのすべて―
06.07.21 昭和と平成の歴史的結節、そして現在 近代天皇制を問い直す―その来し方・行く末
06.06.21 「下流」とは誰か―日本を蝕む格差社会
06.05.21やったぶんだけ深く楽しめます。何歳からでも遅くない。アート・学問への誘い
06.04.21身体と文化が交差する地点 性(セックス)とは何か 禁忌と好色
06.03.21旅大全―出会いと発見の宝庫
06.02.21“子どもたちの世界”に何が…
06.01.21現代に生きる和のこころ、伝統のわざ
05.12.21もうひとつの自伝・評伝
05.11.21大人のための絵本と童話
05.10.21「老い」をどう生きるか どう支えるか
05.09.21こだわりの食と酒と…
05.08.21動物のことをもっと知りたい
05.07.21東アジアの過去、現在と未来
05.06.21ビジネスの倫理〜会社は誰のものか?
05.05.21頁をめくれば家が建つ 理想の家
05.04.21戦後60年の人・暮らしとその精神
05.03.21躓いたって、叩かれたって、私の人生
05.02.21身近なナショナリズム
05.01.21散歩大全
04.12.21文化系のための科学入門
04.11.21キリスト教文化の謎と魅力
04.10.21環境の過去・現在・未来を考える
04.09.21家族とことばを交わしていますか 子どもも親も、元気になる本
04.08.21未知の帝国アメリカ
04.07.21昭和という時代を知る
04.06.21手から手へ伝承したい〈手仕事〉の世界
04.05.21不思議、おもしろ、驚き! おもしろ事典
04.04.21いま『食』の現在を読む
04.03.21生きる力としての宗教
04.02.21変貌するボランティアと福祉制度
04.01.21仕事と夢とプライドの調和
03.12.21私の世界理解元年
03.11.21絵と図の力――情報と解説の魅力
03.10.21定年前/定年後 定年してからが面白い!
03.09.21環境立国、環境経営ニッポン
03.08.21子供が自分自身を確立するとき こころとからだの「闇」からの脱出
03.07.21テロ、イラク戦争、有事法制…平和への道につなげたい
03.06.21「江戸開府400年」を読む
03.05.21ことばの世界を探る 日本語と時を過ごす…
03.04.21生き生きと生きるために
03.03.21おとなのための総合学習
03.02.21再生の叡智結集!
03.01.21凛とした精神の結晶
02.12.21伝承すべきこと、変わるべきこと
02.11.21素敵なあしたそして夢を
02.10.21web化一周年記念企画 いま、専門書・学術書がおもしろい! その装丁、その独自の世界
02.09.21一度限りの大切な人生
02.08.21傷ついた地球の未来は…
02.07.21もっと知りたい隣の国―韓国
02.06.21歴史に誘われて
02.05.21現実を見極め、錯覚からの脱出
02.04.21知恵と勇気を与える一冊
02.03.21学校が良くなる、教育が変わる
02.02.21新しいアジア像の創造
02.01.21この一冊から始めてみませんか
01.12.21富は日本人を豊かにしたか
01.11.21クリスマスに贈りたい本
01.09.21限りなく愛するとは…最も個人的な心の世界へ
01.08.21ゆっくりと日本を考えよう