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―市民の理想の理科教科書―
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検定外中学校理科教科書をつくる会 (執筆代表 左巻健男) A5判 1260円(税込) 文一総合出版
文部科学省から提示され、昨年春から学校現場で適用されている新学習指導要領では、遺伝・進化・イオンの概念をはじめ現代人の生活に関わりの深い重要項目が大幅に削減されたため、理科教育の希薄化が強く懸念されている。学校ではこの指導要領に即した文部科学省検定教科書が配布される。
そこで、このままでは理科の基本すらまともに伝えられないとの危機感をもった中学校教師ら約二〇〇人が立ち上がり、学習指導要領に縛られずに「本当に子供たちに学んでほしいこと」とは何かを徹底的に煮つめて構成した理想の理科教科書づくりが始まった。
そして、「じっくりと考え、自然や物質の世界をイメージしながら読める教科書」として、本書が完成した。学習指導要領で削られた重要項目を復活させたほか、最低限の教養として必要な理科の基礎・基本をもれなく盛りこみ、さらに学習内容を身近な話題や最先端の科学技術につなげる工夫もこらされている。「科学」本来の楽しさを伝える読み物としても読め、理科をやり直したい大人の独習書としても最適の一冊となっている。
―21世紀型の社会福祉―
三浦文夫・宇山勝儀共著 A5判 2625円(税込) 光生館
わが国の社会福祉は現在大きく変動してきている。それは20世紀型の社会福祉から、21世紀型の社会福祉への転換というべきものであろう。この転換は直接的には平成九年にはじまった社会福祉基礎構造改革の論議を契機に方向づけられている。……………
この改革を具体化するために平成十二年に「社会福祉増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する法律」が制定され、およそ五十の関連法の改廃が実施された。……ある意味ではこれらの改革は明治維新、敗戦による戦後改革に次ぐ第三の激動につながるもので、そこではたんに制度改革にとどまらず、価値観の転換を含むまさに基礎構造改革という意味をもつものである。
このような時代における社会福祉の学習には、一方では国際的視野、地方分権、歴史的認識、現行制度の理論と実際、社会福祉の新しい動向及びこれらを包含する社会福祉の原理論を踏まえ、かつ通説的叙述を内容とした書物が必要であることを痛感していた。今回の執筆の直接的な意図はここにある。……………(本書序文より)
―次世代へ伝えたいこと―
清水惠美子著 A5判 1890円(税込) 法藏館
「未来をひらく子どもたちへ、いのちの尊さを伝えたい!」
本書は、元高校教師が家庭科で の5年間のデス・エデュケーションの授業記録をまとめた、貴重な教育実践記録である。
恋愛、結婚、出産、そして離婚、老、病、死。さらにエイズから出生前診断まで。これまでタブー視されてきた社会的課題や人生の根本テーマに正面から子どもたちと取り組み、共に学びあったものだ。
すぐに役立つ豊富な教材。子どもたちの魂と響きあった体験談。教育界への熱い提言。しかし最大の読み所は、生徒たちの手書きの感想文やぬり絵作品などの生の証言だ。
昨年から全国の小・中学校で総合学習がはじまった。心の教育や宗教教育へのとり組みも議論されている。さまざまな文科省の動向についての是非はともかく、現場の教師から、いのちの尊厳を学ぶための画期的な教材が公にされたことを素直に喜びたい。
清水さんのいのちと人間を見る眼差しの深さと確かさには驚かされる。ご両親や教育関係者にぜひともお勧めしたい一冊である。
―「法律のしらべもの」のすべて!―
指宿信・井田良・夏井高人・山野目章夫監修 いしかわまりこ・村井のり子・藤井康子著 B6判 1470円(税込) 日本評論社
「新しくできた法律を見たい」「きのう出た判決をどこで調べたらいいの?」「このテーマについて書かれた論文を探したい」……
法律の調べもの、「リーガル・リサーチ」は、法的問題を自ら考えるための新しいスキルとして注目を集めている。二〇〇四年春開校予定の法科大学院(ロースクール)の科目にも採用されることがほぼ決定している。
本書は初の「リサーチハンドブック」として生まれた。「調べたいものはどこにあるのか」のテーマのもと、リサーチのノウハウ部分と辞典のように引けるデータ部分とに分かれ、法令・判例・文献の三分野に紙媒体とインターネット上の資料やデータベースなど電子媒体で得られる最新情報を網羅し、それらをシームレスに検索して目指す情報にたどりつくためのナビゲーションに徹しているのが特長。法案・最新法令、現在は使われていない法令、きょう出た判決から明治の判例まで、細かいニーズに対応している。小型六法と同じハンディサイズ。図書館へ、インターネットへ、この「新時代の教科書」を持って出かけよう!
―教育の自由と独立を願う―
村井 実著 A5判 2940円(税込) 東洋館出版社
「教育」といえば、「教える」こと、「教わる」こと、「教えられ」て学ぶことというイメージが定着している。それは、明治の初めから約百三十年間、日本人の誰もがそのような「教育」を経験してきたからである。その「教育」とは国家の近代化に必要と思われる知識や技術を強制的に義務として国民に身に付けさせるために行われた「教育」でもあった。
それは、言い換えれば教育の政治への隷属である。教育をめぐる様々な混乱は、すべて教育と政治とのかかわりの中で発生していて、その傾向はますます強くなってきている。
例えば、近現代史をめぐる問題、日の丸・君が代問題などが、常に子供不在のまま政治の中で論じられ、そして教育を混乱へと導いている。
本書は、子供が「善く」なる教育を願う著者が、福沢諭吉の「政事と教育と分離すべし」との主張から出発し、政治や科学とのかかわりから教育の自由と独立を論じ、これからの教育のあり方を提案する。
―武蔵野のロマンをさがして―
成蹊大学文学部学会編 四六判 1890円(税込) 風間書房
本書は、成蹊大学の二〇〇二年度秋季公開講座「文学における武蔵野」をもとにつくられています。その公開講座は、九月二十八日を初日として、毎週土曜日の午後、古代の遠藤宏〈古代―万葉集を中心に―〉、中世の三角洋一〈中世文学における武蔵野と東国〉、近世の揖斐高〈江戸文人の武蔵野―原野から郊外へ―〉、近現代の林廣親〈近代文学の中の武蔵野―独歩・蘆花・春夫そして昇平のことなど―〉が、それぞれ担当いたしました。そして、本書を編むのに際しては、さらに古代後期の鈴木日出男〈東国へ〉が加わり、各講師の加筆なども施すなどして、一書として構成したものです。
このテーマのねらいは、武蔵野、あるいはそれを広く包摂している東国が、文学の長い歴史のなかでどのようにとらえられてきたのか、というところにあります。したがって、ここでは単なる自然環境などにとどまらず、あくまでも文化的な風土として考えることになります。私どもが日ごろ美しいと眺めている武蔵野のたたずまいの深い底にも、じつは精神の文化的な遺産が埋もれているのです。
―今、欲しいのはスローに生きるための百の知恵―
田村 善次郎・TEM研究所著 B5判変型 2800円(税込) 農山漁村文化協会
人はなぜ棚田を見るとホッとするのだろう。ピラミッドのような権力の象徴ではなく、名もない庶民が積み重ねてきた暮らしの結晶だからかも知れない。日本各地に今も残る棚田は、歴史と文化を伝える生きた文化財だ。
本書では、山の棚田(三重県紀和町丸山)と海辺の棚田(石川県輪島市白米)を、宮本常一に師事した著者が隅々まで見て回る。
五十五階建てビルに匹敵する標高差を利用しつくした棚田。利水の仕組みには中世から近世にかけての土木技術が反映されている。自然環境に寄り添って生きる工夫は田んぼだけでなく、住居からも読み取れる……。
細かな仕掛けをわかりやすく解説した精緻なイラストから、鳥の目になって村全体を見渡す航空写真まで駆使したビジュアルな構成で、棚田に込められた生きる知恵の全貌と人の暮らしのあたたかさが浮かび上がってくる。
風景を見る目が変わると、いまの自分の暮らしを見る目までが変わってきそうだ。本書は“スローに生きるための知恵”をつむぐ「百の知恵双書」の第1巻である。
―源氏2時間早分かり―
北川真理・森秀雄共著 新書判 1260円(税込) 明治書院
日本文学の代表作「源氏物語」、その奥深い魅力は、「円地源氏」、「瀬戸内源氏」など何度となくブームを繰り返していることで十分に証明しています。
しかし、この「源氏物語」を“桐壺”から“夢浮橋”まで読み通した人は意外に少ないのではないでしょうか。すべてを読みたいと思ったことはあっても、読まないままでいた、というのが現実の姿ではないでしょうか。本書は、そういった、とにかく一度は「源氏物語」を最初から最後まで読んでみたいと思っている人のために企画されたものです。
そこで、「源氏物語」を短時間で読めるように、54帖の読みどころだけをコンパクトにまとめて、全体のストーリーがわかるようにしました。
せめて少しでも「源氏物語」を味わいたい、「源氏物語」を読んだ気になりたい、あるいは「源氏物語」の全体像を理解しておきたい、そういう人に是非読んでもらいたい本なのです。
図版と読みどころをコンパクトにまとめた現代語訳、巻名の由来と登場人物の年令データ付。
―87人の著名人の87人の恩師との物語―
読売新聞教育取材班編 四六判 1575円(税込) 学事出版( この本のページ )
「だれもが知っているような著名人の“恩師”との関わりを記せば、人が人と関わる中で成長する姿を示せるのではないか。『あの人にもこんな先生が』と、読者に親しみと共感も持ってもらえるのではないか」(本書「あとがき」より)
「あのときこの先生に出会わなかったら、今の自分はない」「あの先生の一言で私の人生が決まった」など、有名人、各界の第一線で活躍中の方々が、恩師との出会いや受けた影響、先生から学んだことなどを率直に語り、それを読売新聞の記者が読み物にまとめたもので、いわゆる教育書よりも教育のエッセンスが浮かび出ているのがおもしろい。
本書は、読売新聞教育面の「アルバム 私の先生」から収録したものである。まとめてみてみると、様々な教師と教え子の関係がある事に気づく。「お手本」「物差し」など教え子に呼ばれる先生たちがいる。
人間関係が希薄となった時代において、豊かな人間関係をとりもどすための一冊である。
08.04.21 ラテンアメリカは世界を変える!
08.03.21 お父さんのための「自立」支援講座
08.02.21 受賞図書!
08.01.21 家族って何?
07.12.21 地図と年表―不思議に満ちた世界
07.11.21 お父さんからの本の贈り物
07.10.21 明治―近代日本の出発点
07.09.21 もうひとつの古代ローマ
07.08.21 幽霊・お化け・妖怪の本
07.07.21 新ネットワークが社会を変える!
07.06.21 電車に乗って―書を持って、旅に出よう!
07.05.21 プロになる!
07.04.21 ぼくらの科学 生命 宇宙 数学
07.03.21 文章読本 愛と涙と感動を文字に
07.02.21 『それってどうなの?』
07.01.21 最近わたし疲れてます。
06.12.21 もっと笑いを! 大入り満員 大繁盛
06.11.21 ことばとともに味わう、写真の本。
06.10.21 となりのイスラーム ムスリムのありのままを知る
06.09.21 『1968年』の変革は、今どのような意味をもつのか
06.08.21 ペットと暮らして気づいた人生の意味… ペットと暮らす―愛すべきペットのすべて―
06.07.21 昭和と平成の歴史的結節、そして現在 近代天皇制を問い直す―その来し方・行く末
06.06.21 「下流」とは誰か―日本を蝕む格差社会
06.05.21やったぶんだけ深く楽しめます。何歳からでも遅くない。アート・学問への誘い
06.04.21身体と文化が交差する地点 性(セックス)とは何か 禁忌と好色
06.03.21旅大全―出会いと発見の宝庫
06.02.21“子どもたちの世界”に何が…
06.01.21現代に生きる和のこころ、伝統のわざ
05.12.21もうひとつの自伝・評伝
05.11.21大人のための絵本と童話
05.10.21「老い」をどう生きるか どう支えるか
05.09.21こだわりの食と酒と…
05.08.21動物のことをもっと知りたい
05.07.21東アジアの過去、現在と未来
05.06.21ビジネスの倫理〜会社は誰のものか?
05.05.21頁をめくれば家が建つ 理想の家
05.04.21戦後60年の人・暮らしとその精神
05.03.21躓いたって、叩かれたって、私の人生
05.02.21身近なナショナリズム
05.01.21散歩大全
04.12.21文化系のための科学入門
04.11.21キリスト教文化の謎と魅力
04.10.21環境の過去・現在・未来を考える
04.09.21家族とことばを交わしていますか 子どもも親も、元気になる本
04.08.21未知の帝国アメリカ
04.07.21昭和という時代を知る
04.06.21手から手へ伝承したい〈手仕事〉の世界
04.05.21不思議、おもしろ、驚き! おもしろ事典
04.04.21いま『食』の現在を読む
04.03.21生きる力としての宗教
04.02.21変貌するボランティアと福祉制度
04.01.21仕事と夢とプライドの調和
03.12.21私の世界理解元年
03.11.21絵と図の力――情報と解説の魅力
03.10.21定年前/定年後 定年してからが面白い!
03.09.21環境立国、環境経営ニッポン
03.08.21子供が自分自身を確立するとき こころとからだの「闇」からの脱出
03.07.21テロ、イラク戦争、有事法制…平和への道につなげたい
03.06.21「江戸開府400年」を読む
03.05.21ことばの世界を探る 日本語と時を過ごす…
03.04.21生き生きと生きるために
03.03.21おとなのための総合学習
03.02.21再生の叡智結集!
03.01.21凛とした精神の結晶
02.12.21伝承すべきこと、変わるべきこと
02.11.21素敵なあしたそして夢を
02.10.21web化一周年記念企画 いま、専門書・学術書がおもしろい! その装丁、その独自の世界
02.09.21一度限りの大切な人生
02.08.21傷ついた地球の未来は…
02.07.21もっと知りたい隣の国―韓国
02.06.21歴史に誘われて
02.05.21現実を見極め、錯覚からの脱出
02.04.21知恵と勇気を与える一冊
02.03.21学校が良くなる、教育が変わる
02.02.21新しいアジア像の創造
02.01.21この一冊から始めてみませんか
01.12.21富は日本人を豊かにしたか
01.11.21クリスマスに贈りたい本
01.09.21限りなく愛するとは…最も個人的な心の世界へ
01.08.21ゆっくりと日本を考えよう