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―狂気と正気のはざまで揺れた日々―
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スザンナ・ケイセン著 吉田利子訳 四六判 1631円(税込) 草思社
著者は、50錠のアスピリンを飲んで自殺未遂、「境界性人格障害」と診断され、18歳で精神病院に入れられた。2年後に退院しのちに作家となった。そして25年後、かつて病棟ですごした日日を、本書で鮮やかに再現した。
ほとんど食べず全然眠らないリサ、自分に火をつけたポリー、クリスマスと誕生日だけ入院するデイジー、いつもテレビ室にいる鬱病の子たち……。病棟の少女たちは、どこかいびつで、ときに異常な行動を起こす。一方で、いかにも十代の少女らしく、日常的なやりとりがユーモラスに、生き生きと描かれる。家族から、世界から切り離された空間で、彼女たちはかえって自由だった。
著者の等身大の目で見た少女たちは、不安定だけれど、ごく身近な、愛すべき仲間たちである。読む者に、自分もまた、ほんの一歩の差で、同じ世界に足を踏み入れたかもしれないと思わせる。
どこまでが正常で、どこからが異常なのか、その危うい境界をとらえた本書は、絶賛を浴び、全米ベストセラーとなった。映画「17歳のカルテ」原作でもある。
―あなたの人生を劇的に変える一冊―
D・グリーンバーガーほか著 大野裕監訳、岩坂彰訳 A5判 1890円(税込) 創元社( この本のページ )
本書は、うつ、不安、パニック障害、恐怖症、怒り、ストレス関連障害、対人問題、物質乱用、摂食障害など、さまざまな心の問題に苦しむ人たちが、自分でそれらの問題に取り組めるように工夫された画期的なワークブック。
この本の基礎になっている認知療法は、考え方のゆがみに患者本人が気づき、それを変えていくことによって症状の改善を図ろうとするもので、今日の心理療法のなかでも特にうまくいっている治療法の一つである。
うつに苦しむAさん、虐待の経験をもち死ぬことばかりを考えているBさん、パニック発作に苦しむCさん、アルコール依存のDさんという4人のクライエントを登場させて、彼らの症状との闘いの過程を読者が共にたどりつつ自分自身の問題と向き合えるよう工夫されている。長年症状をもち、なかなか改善をみずに苦しんでいる人や、不安で外出もままならず、治療者のもとにもいけない人、医師やカウンセラーのもとに通っているが自分でも何とか治るための努力をしたいと思っている人たちに最適のお勧めの一書である。
―生の痛みを美しさに変えるノート―
ヒュー・プレイサー著 中川吉晴訳 四六判 1300円(税込) 日本教文社( この本のページ )
アメリカ屈指のスピリチュアルな作家・随筆家プレイサー。1970年、彼が自分の日記帳を一冊の本にまとめて小さな出版社から出した時、誰1人として、この本がその後200万部を超える大ベストセラーになるとは思わなかったろう。
日々の生活に訪れる、愛、嫉妬、絶望、恥、孤独、苦しみと喜びの時を、プレイサーはいかなる権威や既成の思想にも頼らず、そのクリアな眼でみずみずしい詩文につづっていく。
本書の大きな反響により、彼はその後、妻のゲイルとともに、アルコール依存や虐待、また子供の死などで危機をむかえた家族のためのカウンセリングの道に進むことになる。夫妻の著した十数冊の本は、世界各国で実に600万部以上が読まれているという。
「自分探し本」のルーツといえるこの美しいノートが書かれた当時、アメリカはベトナム戦争とカウンターカルチャーの真っただ中だった。いまの不安定な時代に生きる私たちもまた、この本を開くとき、困難に対する思いがけない解答を得ることができるだろう。
―正しい人間観と教育のあり方―
伊藤體著 A5判 9975円(税込) 風間書房( この本のページ )
本書は、著者が長年のスピリチュアリティの覚醒を基軸とした心理臨床から、人間形成の基盤を「愛と祈り」の教育に求め、人間の生き方の本質的転換を示唆し、正しい教育のあり方とすすめ方を問う画期的な研究書である。
著者の首唱する「臨床教育心理学」は、誰もが人格共同体として己れの使命を果たすことに寄与する学問であり、その方法は相互に人格を尊重し合う間主観関係の成立にある。この方法による「人格共同体」としての人間の生成に焦点を当て、間主観カウンセリングと、それに基づく事例研究の結果と考察が述べられている。
【目次概要】人間と教育/ホリスティック・パラダイムと教育の視点/ホリスティック教育の価値と方向性の探求/人間の価値と教育の研究/生命と教育の研究/愛と教育の研究/平和と教育の研究/祈りと教育の研究/人間形成の基礎/人間の本質とスピリチュアリティの覚醒/トランスパーソナル教育とスピリチュアリティの覚醒
【既刊】人間形成の臨床教育心理学研究―「臨床の知」と事例研究を主題として―9450円(税込)
―ポジティヴ心理学と精神性の融合―
古宮 昇著 四六判 1890円(税込) ナカニシヤ出版( この本のページ )
「人間の不幸に焦点を置くのではなく、しあわせに焦点を当てよう」というポジティヴ心理学が近年注目されてきている。
物質的に豊かになった一方で多くの人が心に「ダメージ」を抱えている現代社会において、疾病モデルに基づいてダメージを治す研究を進めてきたのが従来の心理学である。しかし普通の人間が通常の暮らしの中でどのように自己実現を達成し、しあわせに生きるかについてはほとんど何もわかっていないのが現状である。
本書では、物質的な豊かさとしあわせとの関係を統計的に検証し、物質的豊かさを求め続けたために生じた様々な問題(困難)を論じる。さらにこれからの、各々がおかれた場で生きることにとってのスピリチュアリティの重要性を示唆し、最後に新しい「しあわせ」について考える。
古い価値観を捨て、新しい意識を再構築することによって見えてくる、自分の内側にあるしあわせ。人は本来、生まれながらにしてしあわせなのである。
―政治文化・宗教の連環を解く―
中野 毅著 四六判 2730円(税込) 東京堂出版
21世紀は、対立や紛争の世紀として始まった。各地の民族対立、激しくなる一方のユダヤ・パレスティナ問題、インド・パキスタン紛争、そして9・11同時多発テロ、アメリカによるアフガン攻撃等々、枚挙にいとまがない。しかも、これらの対立・紛争の表や裏で、「宗教」が重要な役割を演じている。あたかも21世紀は、「聖戦の時代」となってしまったかのようである。
本書の構成は大きく二部に分かれる。第一部では、80年代から90年代にかけての宗教による公的領域への再参入、さらに各国のナショナリズムの顕在化における宗教の果たしている役割に焦点をあて、やや理論的に考察した。
第2部には、オウム事件以前の90年代初めより研究を続けている、欧米における反カルト運動、反セクト運動についての既出論文、書き下ろし論考をあつめた。
本書全体としては、これらの動向の背景にあるグローバリゼーションと現代ナショナリズムとの関連はいかなるものであるかを、マクロな視覚から考察している。
(「はじめに」より抜粋)
―ペットによる「心理療法」―
B.M.レビンソン著 G.P.マロン改訂 川原隆造監修 A5判 2100円(税込) 日本評論社( この本のページ )
ボリス・レビンソン(boris Levinson)は、動物がセラピストと患者の関係をより1層発展させることを始めて紹介し、そして実践した人です。当時は、この「嘘のような方法」のため、同僚からも冷笑されましたが、それでも彼はこの研究を継続しました。(「序文より」)
アニマルセラピーは癒し効果のみならず、身体的・精神的治療をも目的としている。動物は情緒不安定な子どもにとってどんな効果があるのか。ペットによる子どもの心理療法の具体的なテクニックを提示する。
第1章 歴史的背景
第2章 ペットと精神衛生
第3章 心理アセスメントにおけるペットの利用法
第4章 心理療法における動物の役割
第5章 病棟や入所施設で用いるペットセラピー
第6章 学校でのペット
第7章 ペットと家族療法
第8章 子どもとペット
第9章 セラピストとペット
08.04.21 ラテンアメリカは世界を変える!
08.03.21 お父さんのための「自立」支援講座
08.02.21 受賞図書!
08.01.21 家族って何?
07.12.21 地図と年表―不思議に満ちた世界
07.11.21 お父さんからの本の贈り物
07.10.21 明治―近代日本の出発点
07.09.21 もうひとつの古代ローマ
07.08.21 幽霊・お化け・妖怪の本
07.07.21 新ネットワークが社会を変える!
07.06.21 電車に乗って―書を持って、旅に出よう!
07.05.21 プロになる!
07.04.21 ぼくらの科学 生命 宇宙 数学
07.03.21 文章読本 愛と涙と感動を文字に
07.02.21 『それってどうなの?』
07.01.21 最近わたし疲れてます。
06.12.21 もっと笑いを! 大入り満員 大繁盛
06.11.21 ことばとともに味わう、写真の本。
06.10.21 となりのイスラーム ムスリムのありのままを知る
06.09.21 『1968年』の変革は、今どのような意味をもつのか
06.08.21 ペットと暮らして気づいた人生の意味… ペットと暮らす―愛すべきペットのすべて―
06.07.21 昭和と平成の歴史的結節、そして現在 近代天皇制を問い直す―その来し方・行く末
06.06.21 「下流」とは誰か―日本を蝕む格差社会
06.05.21やったぶんだけ深く楽しめます。何歳からでも遅くない。アート・学問への誘い
06.04.21身体と文化が交差する地点 性(セックス)とは何か 禁忌と好色
06.03.21旅大全―出会いと発見の宝庫
06.02.21“子どもたちの世界”に何が…
06.01.21現代に生きる和のこころ、伝統のわざ
05.12.21もうひとつの自伝・評伝
05.11.21大人のための絵本と童話
05.10.21「老い」をどう生きるか どう支えるか
05.09.21こだわりの食と酒と…
05.08.21動物のことをもっと知りたい
05.07.21東アジアの過去、現在と未来
05.06.21ビジネスの倫理〜会社は誰のものか?
05.05.21頁をめくれば家が建つ 理想の家
05.04.21戦後60年の人・暮らしとその精神
05.03.21躓いたって、叩かれたって、私の人生
05.02.21身近なナショナリズム
05.01.21散歩大全
04.12.21文化系のための科学入門
04.11.21キリスト教文化の謎と魅力
04.10.21環境の過去・現在・未来を考える
04.09.21家族とことばを交わしていますか 子どもも親も、元気になる本
04.08.21未知の帝国アメリカ
04.07.21昭和という時代を知る
04.06.21手から手へ伝承したい〈手仕事〉の世界
04.05.21不思議、おもしろ、驚き! おもしろ事典
04.04.21いま『食』の現在を読む
04.03.21生きる力としての宗教
04.02.21変貌するボランティアと福祉制度
04.01.21仕事と夢とプライドの調和
03.12.21私の世界理解元年
03.11.21絵と図の力――情報と解説の魅力
03.10.21定年前/定年後 定年してからが面白い!
03.09.21環境立国、環境経営ニッポン
03.08.21子供が自分自身を確立するとき こころとからだの「闇」からの脱出
03.07.21テロ、イラク戦争、有事法制…平和への道につなげたい
03.06.21「江戸開府400年」を読む
03.05.21ことばの世界を探る 日本語と時を過ごす…
03.04.21生き生きと生きるために
03.03.21おとなのための総合学習
03.02.21再生の叡智結集!
03.01.21凛とした精神の結晶
02.12.21伝承すべきこと、変わるべきこと
02.11.21素敵なあしたそして夢を
02.10.21web化一周年記念企画 いま、専門書・学術書がおもしろい! その装丁、その独自の世界
02.09.21一度限りの大切な人生
02.08.21傷ついた地球の未来は…
02.07.21もっと知りたい隣の国―韓国
02.06.21歴史に誘われて
02.05.21現実を見極め、錯覚からの脱出
02.04.21知恵と勇気を与える一冊
02.03.21学校が良くなる、教育が変わる
02.02.21新しいアジア像の創造
02.01.21この一冊から始めてみませんか
01.12.21富は日本人を豊かにしたか
01.11.21クリスマスに贈りたい本
01.09.21限りなく愛するとは…最も個人的な心の世界へ
01.08.21ゆっくりと日本を考えよう