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―気鋭の論客の金融 再生13の処方箋―
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岩村 充編著 A5判 2310円(税込) きんざい
日本の金融機関の未来を考えるときに必ず直面するのが、果たして激しい国際的な競争を勝ち抜いていけるのかという問題である。この問いに関して耳にする意見は、おおむね悲観的なものである。その根拠の1つは、デリバティブへの投資やリスク管理、資金・証券決済の技術等における日本の金融機関の「遅れ」である。しかし、その「遅れ」は、決定的なハンディキャップを意味するのであろうか。第2次大戦後の日本の製造業が、みるべき国内資源もなく工業技術もなかったにもかかわらず、その後のわずか30年ほどの間に世界で1、2を争う国際競争力を獲得したことを想起したい。 いまの日本に必要なことは、根拠なき単純な悲観でも楽観でもなく、状況を見極め、事実に基づいて判断をする冷静さと、残された機会を無駄にしない強い意志である。 本書は、気鋭の論客達が、冷静さと強い意志をもって金融の再生に取り組む人たち、そしてそれを見守る人たちに、将来の展望を開くための材料と、座標軸を提供するものである。
―日本市場の非常識!―
倉都康行著 B6判 1470円(税込) 日経BP出版センター( この本のページ )
普通預金金利0.001%マーケットは正常か。なぜ不良債権はこれほど増加したのか。なぜ特殊法人はこれほど肥大化したのか。国債バブルはなぜ起きるのか。 こうした金融市場の謎をベテランの金融「探偵」が鮮やかに解く。不良債権があるから、日本の金融システムがだめなのではない。日本の金融マーケットでは、おカネに「時価」「値札」がなかった。それが問題の根源だと著者は言う。企業の信用リスクに応じた貸出金利(値段)が付く仕組みがなければ、銀行業はそもそもビジネスとして成り立たないのだ。 金融に関する諸問題を、「お金の値段」、あるいは「市場価格」という切り口で解けば、わが国経済社会の歪みがはっきり見えてくる。問題を解くカギは市場価格であり、それが社会と金融を結びつける新しい言語になるべきだ。価格概念さえ定着すれば、市場ほどわかりやすいものはない。 将来、たとえ不良債権が処理されたとしても、なお残る日本市場の“欠陥”を、ロジカルに提示する。
―倫理のうえに止揚せよ―
ジョセフ・M・キッザ著 大野正英・永安幸正監訳 A5判 3045円(税込) 日本経済評論社
本書はネチケットやインターネット利用者綱領など、いわゆる「コンピュータ倫理」や「情報通信倫理」に限定せず、それを基本として含みながらも、より広く社会的な視野を持って情報倫理のフロンティアへと考察をすすめる。 古来の倫理道徳の基本命題から説き始め、コンピュータとインターネット、専門家倫理、匿名性とプライバシー、知的所有権の問題、ソフトウェアー、コンピュータと職場環境、サイバースペース内の社会問題と倫理問題、人口知能とバーチャルリアリティ、人類全体にとってのサイバーコミュニティの発展までをとりあげる。 人類社会は、今日、情報革命のまっただなかを疾走し、これまでの社会構成を根本から変革するような活動をみずから生み出しつつある。まさしくサイバーコミュニティの発展がそれだ。これは人間の概念を変え、社会のあらゆる次元を新生させる。 本書は理工系にも文科系にも理解できるよう書かれている。情報倫理の開拓者、情報教育者、ビジネス界の人々にアクセスしていただきたい。320頁で定価は割安!
―IT社会がおよぼす影響―
W・H・ダットン編著 宇都宮深志監訳 清野清彦ほか訳 A5判 6825円(税込) 東海大学出版会( この本のページ )
本書は、情報通信技術(IT)革命が政治、経済、公共政策、ビジネス、教育や家庭などにどのような影響を及ぼすかについて社会科学的に突っ込んだアプローチを試みている。とりわけ、情報通信技術に関する社会的・技術的選択が(1)情報へのアクセスの仕方、(2)人々の生活のあり方、(3)サービスのあり方、(4)技術それ自身のあり方にどのような影響を及ぼすかについて議論を展開している。 本書の分析の範囲は広範囲にわたっており、政府、経済、教育、ビジネス・企業組織・職場、家庭をはじめ、メディアや新しい情報プロバイダーたちに至るまでを分析の視野に入れるだけでなく、情報戦略や経済戦略など政府の諸政策についても分析を進めている。さらに、情報における不平等、プライバシー、検閲の諸問題、インターネットの諸問題、情報の流れと組織の設計、コミュニケーションと政策における情報の諸問題など、およそ情報社会の問題と関わる多くの論点に言及しているところも注目される。
―農山村から照射し直す労働の未来―
内山節+竹内静子著 B6判 1680円(税込) 農山漁村文化協会( この本のページ )
「労働という言葉は、日本では非常に狭い響きをもってきました。……その結果労働の理論は、さまざまな装いを伴った労働者残酷物語と、企業からのサラリーマンの自立論との間を行ったりきたりしつづけました」と内山が問題を投げかければ、「見逃してならないことは生活あるいは地域といった領域を労働という点からとらえていくという課題です」と竹内が返信する。 近代工業化社会は労働と生活を分断した。労働は生産点の、生活や地域は消費面のカテゴリーと、画然と分けてしまった。食事や介護や話し相手までも商品として買うか公共のサービスに依存しなければならなくなったのが近代の行き着いた先だった。 2人の往復書簡は「次」を模索する。自然を知らなければ労働が成り立たず、また労働すればするほど自然とは何かがわかってくる世界。共同体の内と外との働きに支えられて個人の労働と生活も成り立つ世界。労働(生産)が生活や地域(消費)と画然と分けられない農山村の〈労働〉の中に人間の未来の普遍的原理を追求する。
―働くことと生きること―
所 正文著 A5判 2730円(税込) 白桃書房( この本のページ )
働くことによって得られる「自己実現」と、愛することの本質である「共存」を兼ね備えることが現代を生きる職業人にとって必要なものになっている。超高齢化社会とはいえ、人間には必ず「死」が訪れる。誰にも訪れる死を考えることにより、充実した「生」のあり方を模索することにつながるとする考え方や、現在の自分の年齢に見合うおおよその時刻を意識させ、自分が取り組むべき課題や今後の人生をどう生きるかについての示唆を与えている人生時計図の考え方も、注目されている。 人生とは、社会・文化的脈絡の中で、ストレスに対して積極的な対処行動をとり、愛の関係を大事にしながら、自己実現をめざして、常に自らの能力を発揮し続ける過程であると理解される。この営みは、人生時計が止まるまで生涯を通じて続いていく。このコンセプトが「生涯発達心理学」である。本書は、全生涯的な発達を重視するこの考え方を基に、著者がこれまでに行ってきた主な実証研究の成果を組み込み、新しいライフスタイルの創造を目指して編まれた真摯な研究書である。
―ケーザイ学ってなんだろう?―
中矢俊博著 A5判 1680円(税込) 同文舘出版
さて、本文を読んでいただく前に、わたし自身の判断で、みなさんが経済を勉強した方がよい理由の幾つかを探ることからはじめてみましょう。 その最大の理由は、現在の日本経済が直面している、景気や雇用の問題ではないでしょうか。新聞・テレビ・ラジオなどのマスメディアでは、毎日のように景気や雇用情勢の変化が伝えられ、高年齢層対象のリストラや企業の合併・買収(M&A)が話題になっています。新卒学生の就職が超氷河期にあるとして、事の重大さが強くアピールされているのはご存じのとおりです。 また、今は不況・不況と大騒ぎしていますが、本書を読み進めていただければ分かるように、時が経てばきっと景気は回復していくことでしょうし、これからは少子高齢化の時代でもあるので、ネコの手も借りたいといった、人手不足の事態が発生することは間違いありません。今しばらくの辛抱が大切だと思います。(「はじめに」より抜粋)
―シンプルにトレンドを読み解く―
土志田征一著 A5判 2940円(税込) 中央経済社( この本のページ )
日本経済がおかれたきびしい現実のなかにあって、経済議論はともすれば冷静さを失う。客観的な分析なくして的確な政策提言などあろうはずもないが、「改革」か「景気回復」かなどのように、両極に位置する主張の間を揺れ動くこともたびたびである。 さまざまな要因が絡み合う状況を解きほぐすには、単純な事実、単純な分析から始めるのがよい。 本書は、日本経済をしっかり観察して、その実像を把握することをねらいとしており、「景気回復はなぜ軌道に乗らないのか」「健全な財政に戻れるのか」「構造改革の源はどこにあるのか」など、いま知りたい10の論点について、基礎的なデータによる分析から一定の見方を導き出す。 終章には小泉改革の評価を加えた「日本経済は改革でどこに行くか」を用意し、補正予算編成、連結納税、ペイオフ・不良債権処理、医療保険改革、特殊法人改革などの問題で小泉改革の内部に潜む矛盾を明らかにする。 日本経済の現実を自らの問題として捉え、自ら考えようとする人のための絶好の手引き書である。
08.04.21 ラテンアメリカは世界を変える!
08.03.21 お父さんのための「自立」支援講座
08.02.21 受賞図書!
08.01.21 家族って何?
07.12.21 地図と年表―不思議に満ちた世界
07.11.21 お父さんからの本の贈り物
07.10.21 明治―近代日本の出発点
07.09.21 もうひとつの古代ローマ
07.08.21 幽霊・お化け・妖怪の本
07.07.21 新ネットワークが社会を変える!
07.06.21 電車に乗って―書を持って、旅に出よう!
07.05.21 プロになる!
07.04.21 ぼくらの科学 生命 宇宙 数学
07.03.21 文章読本 愛と涙と感動を文字に
07.02.21 『それってどうなの?』
07.01.21 最近わたし疲れてます。
06.12.21 もっと笑いを! 大入り満員 大繁盛
06.11.21 ことばとともに味わう、写真の本。
06.10.21 となりのイスラーム ムスリムのありのままを知る
06.09.21 『1968年』の変革は、今どのような意味をもつのか
06.08.21 ペットと暮らして気づいた人生の意味… ペットと暮らす―愛すべきペットのすべて―
06.07.21 昭和と平成の歴史的結節、そして現在 近代天皇制を問い直す―その来し方・行く末
06.06.21 「下流」とは誰か―日本を蝕む格差社会
06.05.21やったぶんだけ深く楽しめます。何歳からでも遅くない。アート・学問への誘い
06.04.21身体と文化が交差する地点 性(セックス)とは何か 禁忌と好色
06.03.21旅大全―出会いと発見の宝庫
06.02.21“子どもたちの世界”に何が…
06.01.21現代に生きる和のこころ、伝統のわざ
05.12.21もうひとつの自伝・評伝
05.11.21大人のための絵本と童話
05.10.21「老い」をどう生きるか どう支えるか
05.09.21こだわりの食と酒と…
05.08.21動物のことをもっと知りたい
05.07.21東アジアの過去、現在と未来
05.06.21ビジネスの倫理〜会社は誰のものか?
05.05.21頁をめくれば家が建つ 理想の家
05.04.21戦後60年の人・暮らしとその精神
05.03.21躓いたって、叩かれたって、私の人生
05.02.21身近なナショナリズム
05.01.21散歩大全
04.12.21文化系のための科学入門
04.11.21キリスト教文化の謎と魅力
04.10.21環境の過去・現在・未来を考える
04.09.21家族とことばを交わしていますか 子どもも親も、元気になる本
04.08.21未知の帝国アメリカ
04.07.21昭和という時代を知る
04.06.21手から手へ伝承したい〈手仕事〉の世界
04.05.21不思議、おもしろ、驚き! おもしろ事典
04.04.21いま『食』の現在を読む
04.03.21生きる力としての宗教
04.02.21変貌するボランティアと福祉制度
04.01.21仕事と夢とプライドの調和
03.12.21私の世界理解元年
03.11.21絵と図の力――情報と解説の魅力
03.10.21定年前/定年後 定年してからが面白い!
03.09.21環境立国、環境経営ニッポン
03.08.21子供が自分自身を確立するとき こころとからだの「闇」からの脱出
03.07.21テロ、イラク戦争、有事法制…平和への道につなげたい
03.06.21「江戸開府400年」を読む
03.05.21ことばの世界を探る 日本語と時を過ごす…
03.04.21生き生きと生きるために
03.03.21おとなのための総合学習
03.02.21再生の叡智結集!
03.01.21凛とした精神の結晶
02.12.21伝承すべきこと、変わるべきこと
02.11.21素敵なあしたそして夢を
02.10.21web化一周年記念企画 いま、専門書・学術書がおもしろい! その装丁、その独自の世界
02.09.21一度限りの大切な人生
02.08.21傷ついた地球の未来は…
02.07.21もっと知りたい隣の国―韓国
02.06.21歴史に誘われて
02.05.21現実を見極め、錯覚からの脱出
02.04.21知恵と勇気を与える一冊
02.03.21学校が良くなる、教育が変わる
02.02.21新しいアジア像の創造
02.01.21この一冊から始めてみませんか
01.12.21富は日本人を豊かにしたか
01.11.21クリスマスに贈りたい本
01.09.21限りなく愛するとは…最も個人的な心の世界へ
01.08.21ゆっくりと日本を考えよう