出版ダイジェスト.netは社団法人出版梓会が提供する書誌情報サイトです。(プライバシーポリシー)
▼カテゴリか出版社を指定すれば空欄のままでも検索できます
▼年 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 ▼月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 から 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 カ月間
総記 哲学・宗教・心理 歴史・地理 法律・政治 経済・経営・会計 社会・教育 自然科学 工学・産業 芸術 家庭・趣味・実用 文学 語学 児童 新書・文庫 学習参考書 雑誌
出版社別にご覧になりたい方は、検索をご利用下さい
―美術書の枠をこえて―
この書籍を注文する
文・構成=利倉隆 1995円(税込み) 二玄社( この本のページ )
西洋美術を画家別に紹介する新シリーズ。画家のそれぞれの個性に合わせた構成、大胆なクローズアップを多用した迫力の図版に、「語り」の文章が一体化したニュータイプの美術の本。4冊同時刊行。 自分1人だけの時間に、淹れたてのコーヒーをゆっくりと楽しみながらページを開いてゆく。たぶん最後の1口を残したあたりで、1冊を読み終えることができるでしょう、まるで絵本をながめるような感覚で。そんなわずかな時間でもふだんの生活のあわただしさを忘れ、感性を自由に解き放ってもらいたいのです。コーヒーにもさまざまな味や香りがあるように、この4人の画家の世界にも独特の深いコクと高い香りがあります。これはそのエッセンスです。 たとえば「フェルメールの秘密」。彼の作品は世界中でもわずかに30点ほどしか残されていません。その多くが静かな詩情をたたえた室内画です。この画家の色彩の美しさは青と赤と黄色の、ほとんど完璧なバランスから成り立っています。そして窓辺から微光が差し込む私室で、開かれた手紙を手にする、あるいは鏡に見入っている女性たちの姿は、ごく平凡な日常の光景ともいえますが、一方では日常の時間の流れを超えた深い人間的な感情に包まれていて、その感情は描かれて3百年以上も経た今もなお新鮮に、観る人の心に伝わってきます。 フェルメールの世界はアトリエで制作中の画家の後ろ姿を描いた絵から始まります。場所はオランダの街デルフト、時は17世紀です。その絵は片隅の小さな部分から徐々に開かれてゆき、文章はわたしたちの視線をなぞるように展開して、やがて絵の全体が姿を現し、今度はその部分のいくつかのアップへと向かいます。 他の3冊もそれぞれ、その画家の持っている個性的なテーマが凝縮された絵を導入部に置きました。ルソーでは楽園を思わせる熱帯の密林とそこに遊ぶ生き物たちを、レオナルド・ダ・ヴィンチではあの微笑む神秘的な女性《モナ・リザ》を、そしてゴッホでは南フランスの明るい光に輝く「はね橋」の絵を。そこから最初のテーマの変奏が続いて、それがやがてひとつの物語となってゆきます。 読者対象は、いわゆる美術愛好家はもちろんですが、とくに年少の読者や美術にはビギナーの方におすすめしたい。大きな判型を採用したのも、筆跡までもたどれるようなクローズアップの迫力とともに、鑑賞の第一歩は、原作のアウラを少しでも伝えることができるような良質の美しい図版から始めてもらいたいと思うからです。 またこのシリーズでは美術の専門用語は一切使っていません。ほとんど耳で聞いて理解できる言葉遣いにしました。折々に絵の見所は記してありますが、それは絵をもう一度みつめ直すためのてがかりです。絵というものはほんの一瞬で印象が、イメージがつかめるものですが、次にもっと細部を注意深く見るときには、最初に見落としていた新しい発見がきっとどこかにあります。くりかえし読まれることを待っている絵、それがほんとうの名画、ほんとうの古典です。 ここでは文章の役割は読者の視線をごく自然に導き、読者の感性に委ねる部分をたっぷりととっておく、1人ひとりの感性の力で画家の秘密に、夢に、謎に、あるいは魂に触れてもらうこと。絵と言葉が溶け合い、それに読者の感性が重なる。それがかなった時、このシリーズは――もしかしたら――これまでの美術書の枠をこえることができるかも知れない、そう考えています。 そんな思いを込めてこの新シリーズを「イメージの森のなかへ」と名づけました。その森はわたしたちの忘れかけていた懐かしくも遠いひそかな感情を呼び起こし、夢見る力を与えてくれるはずです。これからこの森を、もっと大きな森に拡げてゆきたいと切に願っています。 二玄社 〒113-0021 東京都文京区本駒込6-2-1 Tel 03(5395)0511 Fax 03(5395)0515 http://www.nigensha.co.jp/
08.04.21 『台頭する中国の草の根NGO』
08.03.21 『フェルメールの秘密』『ルソーの夢』『レオナルドの謎』『ゴッホの魂』
08.02.21 『原典現代中国キリスト教資料集』
08.01.21 『エウクレイデス全集』[全5巻]
07.11.21 いまなぜ信金・信組か
07.09.21 『百人一首大事典』
07.08.21 『世界がキューバ医療を手本にするわけ』
07.07.21 (1)『いのちってなんだろう』 (2)『自分ってなんだろう』
07.06.21 『10代の心と身体のガイドブック』
07.05.21 新自由主義
07.04.21 大学での学び方―「思考」のレッスン―
07.03.21 南原繁の言葉
07.02.21 『吉野裕子全集』
07.01.21 藤沢周平に学ぶ―人間は、人生は、こうありたい……―
06.11.21 『ブラックバスを退治する』
06.09.21 「私を忘れないで」とムスリムの友は言った
06.08.21 『プロカウンセラーが読み解く 女と男の心模様』
06.07.21 憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本
06.06.21 復刻版 大宇宙の旅
06.05.21Dr.金田一&柴田理恵のことば診療所
06.04.21脱アイデンティティ
06.03.21農業技術事典NAROPEDIA
06.02.21アメリカの連邦財政
06.01.21舞台一阪神淡路大震災】全記録
05.11.21国際政治事典
05.09.21自然と人間リーディングス
05.08.21子ども図書館をつくる
05.07.21戦後史大事典
05.06.21愛する人がアルツハイマー病になった時
05.05.21子どもの英語学習
05.03.21マンガ 出張先は北朝鮮
05.02.21現代農業
05.01.21ナラティヴの臨床社会学
04.11.21「ひろさちやの祖師を読むシリーズ」全6巻
04.09.21安房直子コレクション全7巻
04.08.21写真でみせる回想法
04.07.21臨床心理学全書 全十三巻
04.06.21マキャベリ的知性と心の理論の進化論
04.05.21『サトラップの息子』『クレモニエール事件』『石、紙、鋏』
04.04.21夏目漱石原稿「道草」全三巻
04.03.21写真ものがたり 昭和の暮らし 全5巻
04.02.21育ちゆく子に贈る詩(うた)
04.01.21いきものをまもるシリーズ1 コウノトリのふるさと
03.11.21《花の詩画集》 花よりも小さく
03.09.21ダイナミック・メディシン 全七巻+別巻 完結
03.08.21大和の古墳I
03.07.21水をめぐる人と自然
03.06.21定本 手塚治虫の世界
03.05.21変わる家族 変わる食卓
03.04.21新英和中辞典 第7版
03.03.21餓鬼一匹
03.02.21魂の錬金術
03.01.21(図説)世界の歴史(1)「歴史の始まり」と古代文明
02.12.21耳をすまして
02.09.21ドイツの生涯学習
02.08.21星空散歩ができる本 南半球版
02.07.21仏教美術事典
02.06.21一日一書
02.05.21「現場」のちから
02.04.21検証―なぜ日本の科学者はむくわれないのか
02.03.21誰か死ぬのを手伝って
02.02.21アイデンティティとライフサイクル論
02.01.21認知意味論のしくみ
01.11.21(シリーズ身体とシステム)第1期全6冊
01.09.21国鉄・JR 列車名大事典
01.08.21ミステリー・リーグ